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4K/HDR対応のソニー2.1chサウンドバー。ワイヤレス機能強化/LDAC対応

 ソニーは、テレビと組み合わせる2.1chのサウンドバー「HT-CT790」を9月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は55,000円前後。

HT-CT790のサウンドバー部と、48型テレビ(KJ-48W700C)

 テレビの前または壁掛け設置に対応した薄さ52mmのサウンドバーと、アクティブサブウーファで構成する2.1chオーディオシステム。HDMI入力3系統/出力1系統を備え、4K/60p映像やHDCP 2.2のパススルーに対応する。Ethernetと無線LAN、Bluetoothを装備する。S-Masterデジタルアンプを内蔵し、最大出力は、サウンドバーが100W×2ch、サブウーファが100W。

設置例

 '15年5月に発売した「HT-CT780」(実売)の後継機で、機器連携のSongPal Linkなどネットワーク機能を強化したほか、DSDを含むハイレゾファイルの再生機能を追加し、高音質コーデックのLDACもサポートした。付属ケーブルは、従来の光デジタルから、HDMI(18Gbps伝送対応)に変更している。サウンドバーのスピーカーユニットは、60mm径のフルレンジ2基で、従来モデルの2ウェイ構成から変更している。

サウンドバーとサブウーファで構成
52mmの薄型サウンドバー
サウンドバーの壁掛けも可能

 スマホ/タブレット向けアプリ「SongPal」から操作可能。機器連携のSongPal Link対応により、別売の対応スピーカーを追加して最大4.1chに拡張可能な「ワイヤレスサラウンド」に対応。同日に発表されたコンパクトモデル「HT-ZR5P」(実売5万円前後/ペア)のほか、既発売の「SRS-ZR7」(実売4万円前後/1台)、または「h.ear go(SRS-HG1)」(実売28,000円前後/1台)を2台ペアリングすると、ワイヤレスのリアスピーカーとして利用できる。なお、HT-ZR5P/SRS-ZR7は電源ケーブルの接続が必要。

対応スピーカーを追加して、ワイヤレスの4.1chサラウンドに拡張可能

 このほか、複数の対応機器を設置して別の部屋で同じ曲を同時に聴ける「ワイヤレスマルチルーム」にも対応する。Google Cast for Audioもサポートし、対応する音楽配信サービスの曲をスピーカー本体で受信して再生できる。

 バーチャルサラウンド機能のS-Force Proフロントサラウンドや、ClearAudio+にも対応する。デコーダはドルビーTrueHDや、DTS-HD Master Audio、PCM(2ch/5.1ch/7.1ch)に対応。高音質化技術のClearAudio+や、圧縮音源補間のDSEEも搭載。

 Bluetoothは受信/送信の両方に対応。NFCも搭載し、対応スマートフォンを側面にタッチしてペアリングできる。コーデックはLDAC/AAC/SBCをサポート。

 ネットワーク接続したNASなどのサーバーや、USBメモリ内にあるハイレゾ楽曲再生に対応。再生フォーマットはDSD(最大5.6MHz/PCM変換)や、192kHz/24bitまでのFLAC、WAV、Apple Lossless、AIFFなどに対応する。なお、スピーカー自体はハイレゾ対応ではない。

 HDMI以外の入力は、光デジタルとステレオミニのアナログを各1系統装備。外形寸法と重量は、サウンドバーが1,030×126×52mm(幅×奥行き×高さ)、約2.8kg。サブウーファが190×386×382mm(同)、約7.8kg。リモコンや壁掛け用ブラケットなどが付属する。

HDMI入出力
Ethernetや光デジタル/アナログ入力など
側面にNFCとUSB端子を備える