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64 AUDIO、耐久性などを強化した“鼓膜も保護する”イヤフォン「A」シリーズ7機種
2016年9月6日 16:46
ミックスウェーブは、米64 AUDIOのカスタムイヤフォン「A-Series」7機種を9月10日に発売する。従来のAシリーズに搭載していた技術の商標が「ADEL」から「apex」(エイペックス)に変更、性能も強化され、新Aシリーズとして販売を再開する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、「12」が249,538円前後、「A10」が225,371円前後、「A8」が177,130円前後、「A6」が152,963円前後、「A4」が116,760円前後、「A3」が92,686円前後、「A2」が80,649円前後。
apexとは何か
外耳道を小型のスピーカーで塞ぐと、スピーカーは空気圧(音圧)を生成。これが耳の疲労を引き起こしたり、 過度に鼓膜へ負担を掛ける事で難聴につながるリスクを引き起こすという。
apex(Air Pressure Exchange)は、そういった難聴リスクを抑える為に開発された技術で、空気圧をモジュールを介して緩和。 耳の疲労感を抑える事により聴覚を保ちながら、「飛躍的に音質を向上させる」という。このモジュールは交換も可能。
従来のADELと比べ、apexの進化点は、「ウインドノイズに対し強くなった」事と「耐久性が向上した」事だという。また、ADEL仕様のAシリーズを購入したユーザーが、モジュールをapexに差し替える事も可能。
なお、従来のAシリーズには「A5」というモデルも存在したが、メーカーでの取扱い終了にともない、今回のapex Aシリーズからは外されている。
ラインナップ
「A12」は、ミュージシャンなどのプロフェッショナル向けに開発されたモデル。バランスド・アーマチュア(BA)ユニットを、片側に12個搭載。ドライバ構成は、低域×4、中域×4、高域×4で、3ウェイクロスオーバーを内蔵。
「非の打ち所がない空間表現(ダイナミックレンジの向上)が大きな特徴で、臨場感溢れるサウンドやこれまでに聴くことが出来なかった音を一音一音、 完璧に再現してくれる」という。周波数特性は10Hz~20kHz、感度は116dB/1mW、インピーダンスは16Ω。ケースやケーブル、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。
「A10」リファレンスモニターと位置づけられている。10ドライバを搭載。構成は、低域×2、中域×4、高域×4で、3ウェイクロスオーバーを内蔵。ミュージシャンやスタジオ関係者だけでなく、オーディオファンにも推奨できるという。
周波数特性は10Hz~20kHz、感度は116dB/1mW、インピーダンスは18Ω。ケースやケーブル、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。
「A8」は、低域に量感を与えたという、8基のBA搭載モデル。構成は低域×4、中域×2、高域×2で、3ウェイクロスオーバーを内蔵。ベーシストやドラマー、キーボーディストなど低域の量感が必要で、臨場感あるサウンドを求めている人向けに設計しているという。周波数特性は10Hz~20kHz、感度は117dB/1mW、インピーダンスは18Ω。ケースやケーブル、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。
「A6」は6基のBAを搭載。ツアーミュージシャンや教会音楽向けに開発したという。構成は低域×2、中域×2、高域×2で、3ウェイクロスオーバーを内蔵。周波数特性は10Hz~20kHz、感度は115dB/1mW、インピーダンスは22Ω。ケースやケーブル、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。
「A4」はドラマーやパーカッション奏者、ベーシスト向け。4基のBAを搭載。構成は低域×2、中域×1、高域×1で、3ウェイクロスオーバーを内蔵。周波数特性は16Hz~20kHz、感度は118dB/1mW、インピーダンスは25Ω。ケースやケーブル、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。
「A3」は、全てのジャンルや楽器に対応した汎用性の高さを特徴としたモデル。「バランスも重視し、ヴォーカリストなどに推奨できる」という。3基のBAを搭載し、構成は低域×1、中域×1、高域×1の3ウェイ。周波数特性は20Hz~20kHz、感度は115dB/1mW、インピーダンスは12Ω。ケースやケーブル、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。
「A2」は、最もリーズナブルなモデルで、「インディーズバンドや音楽をカジュアルに楽しみたいという方にお薦めできるモデル」という。2基のBAを搭載し、構成は低域×1、中高域×1の2ウェイ。周波数特性は20Hz~20kHz、感度は119dB/1mW、インピーダンスは300Ω。ケースやケーブル、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。