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AUDEZE、初の平面駆動型イヤフォン「iSINE」。Lightningで24bit入力対応

 米AUDEZEは、平面駆動のドライバ採用し、iPhoneなどとLigntning端子でデジタル接続できるイヤフォン「iSINE」2モデルを、「IFA 2016」に展示している。「iSINE 10」は399ドルで発売中。iSINE 10よりも長いボイスコイルで音質向上を図った「iSINE 20」は10月末発売で599ドル。

イヤフォン「iSINE 10」(VRヘッドセットと組み合わせて展示)

 同社が手掛けるヘッドフォン「SINE」に続くインナーイヤフォン。「平面駆動型のイヤフォンは世界初」としている。

 「iSINE 10」と「iSINE 20」は、30mm径の平面駆動型ユニットを採用したオープンエア型のイヤフォン。ネオジウムマグネットで、髪の細さよりも薄いという「Uniforce」振動板を駆動。高解像度と低歪みを実現したという。「iSINE 20」は、より長いボイスコイルを備え、低域や明瞭さを追求したという上位機種。

左が「iSINE 10」、右が「iSINE 20」

 イヤフォンケーブルは交換可能で、ステレオミニケーブルのほか、Lightning端子の「Cipherケーブル」も付属。iPhone/iPad/iPod touchとのLightning接続時は、ケーブル内部のDAC/DSPチップによって24bitまでの音源をデジタル入力して高音質で聴くことが可能。iOSアプリ「Audeze」を使って10バンドのイコライザなども利用可能。

 イヤフォンの周波数特性は、10Hz~50kHz、インピーダンスはiSINE 10が16Ω、iSINE 20が24Ω。ケーブルを除く重量はいずれも20g。