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オンキヨーとパイオニアの技術が融合したIntegra最上位AVプリと一体型AVアンプ

 オンキヨーは、カスタムインストール向け「Integra」シリーズ最上位のAVプリアンプ「DRC-R1」と、一体型AVアンプ「DRX-R1」を9月下旬に発売する。価格は、DRC-R1が40万円、DRX-R1が45万円。

AVプリアンプ「DRC-R1」

 独自フィルター回路「VLSC」や低インピーダンス化技術と、11ch同時に高出力を実現するデジタルアンプを組み合わせるなど、オンキヨーとパイオニアの持つ技術を融合したIntegraシリーズの最上位モデル。

 両機種ともオブジェクトオーディオのDolby AtomsとDTS:Xに対応し、最大7.2.4chをサポート。イネーブルドスピーカー利用時の音場などを最適化する「AccuReflex」も搭載する。

一体型AVアンプ「DRX-R1」

 HDMIは入力8系統、出力2系統で、4K/60pとHDR映像のパススルーに対応。HDMI入力の1~5と出力は4K/HDCP 2.2をサポートする。旭化成エレクトロニクス製の384kHz/32bit DAC「AK4458」と「AK4490」を全13ch分搭載し、DSD 11.2MHzまでのネイティブ再生にも対応する。THX Ultra2 Plusに準拠している。

 AVプリアンプ「DRC-R1」は、11.2chプリアウトにXLRとRCAを備え、一体型の「DRX-R1」の11.2chプリアウトはRCAのみ。

 一体型の「DRX-R1」には、全ch同時高出力が可能な11chのデジタルアンプを搭載。最大出力は340W×11ch(4Ω)、定格出力は200W×11ch(6Ω)。高周波ノイズの除去を図った独自フィルター回路のVLSCを全13chに備える。

 アナログ電源部にはカスタム電源トランスを採用。デジタル回路部には、微小信号を高精度に処理する音質パーツを採用し、中高域に加え、低域のより繊細な表現が行なえるという。

 ネットワークオーディオ再生機能は、AppleのAirPlayやGoogle Castに対応。インターネットラジオのTuneIn Radio、radiko.jpも利用可能。EthernetまたはUSB経由での再生対応ファイルは、DSD(2.8/5.6/11.2MHz)、FLAC、WAV、MP3、WMA、WMA Lossless、Ogg Vorbis、AAC、Apple Lossless、リニアPCM、ドルビーTrueHD。

 超解像度技術による4Kアップスケーリング機能を搭載。MMカートリッジ対応のPHONO入力も備える。iOS/Androidスマートフォン用アプリ「Integra Remote」からも操作可能。

 カスタムインストレーション向けの仕様として、RS232とEthernetからのコントロールに対応。別室に音声信号を配信するZone機能も備える。HDMI信号を非圧縮で長距離伝送可能なHD Base Tを装備。BGMに最適な「Full Mono」音場モード設定も利用できる。12Vトリガーや、IR端子なども装備。DRX-R1には、入力ごとに「HDMI」、「COAXL」、「OPTICAL」、「ANALOG」の音声選択が可能なオーディオセレクタ機能も搭載する。

 HDMI以外の入力は、映像がコンポーネント×2、コンポジット×2、音声が光デジタル×3、同軸デジタル×2、アナログ×7、PHONO×1。出力は、マルチチャンネルプリアウト、サブウーファ×2など。

 外形寸法は、DRC-R1が435×436×197mm(幅×奥行き×高さ)、DRX-R1が435×446.5×197mm(同)。

DRC-R1の背面
DRX-R1の背面