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真空管とUSB DAC搭載で31,300円のプリメインアンプ「Soundfort QS-9」

 MJTSは、Soundfortブランドの真空管搭載USB DAC/プリメインアンプ「QS-9」を7月に発売した。価格は34,900円だが、直販サイトでは31,300円で販売している。

QS-9

 プリ段に真空管「6C3」2基、出力段に12W×2chのパワーアンプICを備えるハイブリッドのプリメインアンプに、DSD 2.8MHzや96kHz/32bit PCM対応のUSB DACも搭載。'15年発売の前モデル「Q9」の基本設計を受け継ぎつつ、MP3プレーヤー機能を省くことでシンプルなハイレゾ対応真空管ハイブリッドアンプとして使えるように、アナログ回路の見直しや、操作パネルのデザイン改良などのブラッシュアップを行なった。

 USB DAC部は、USBコントローラに「SA9027」(Saviaudio)を、DACにはTI「PCM5102」を引き続き搭載。アシンクロナス(非同期)転送モードに対応し、44.1/48/88.2/96kHz、16/24/32bitのPCMと、DSD 64(2.8MHz)ネイティブ再生をサポートする。なお、DSDのネイティブ再生はWindowsのみ対応し、同社サイトからダウンロードできるASIOドライバを利用する。

 入力はパソコン接続用のUSB ミニBを備え、アナログ音声はRCAとステレオミニ各1系統を搭載。RCAとステレオミニはセレクタで切り替えて利用できる。スピーカー出力はバナナプラグ対応のネジ式ターミナル。3.5mmのサブウーファプリアウトも備える。ヘッドフォン端子は従来のステレオ標準ジャックから、ステレオミニに変更した。ヘッドフォン出力は500mW×2(32Ω)。

PC用のUSBと、ステレオミニのヘッドフォン出力
背面のRCA/ステレオミニ入力

 電源部にはトロイダルトランスを搭載する。耐振動特性の高い半円型インシュレータを採用したほか、本体上面つまみ基部プレートのデザイン変更も行なっている。外形寸法は200×140×92mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.7kg。