ニュース
“フルオープン型”のKuraDa最上位ヘッドフォン「KD-P1」。木製の密閉型も
2016年10月31日 17:02
“ハウジングを取り去った”フラッグシップ「KD-P1」
ドライバユニットと耳の間のスペースを覆わずに全て開放したという“フルオープン”のヘッドフォン。ハウジングの主なパーツはA7075(超々ジュラルミン)の塊から削り出して作られ、「不必要な付帯音を発生させるハウジングを取り去ることで、入力ソースに対してより忠実な発音を実現した」という。全ての可動部はステンレス製ベアリングで支え、ノイズや歪みを排し、滑らかに可動するという。
ユニット径は53mmで、フルオープンでも十分な低域を実現するために新規開発。強力な磁気を持つネオジウムマグネットを搭載する。「振動板の厚みを耐久性が許すまで薄くすることで緻密な音を正確に表現する」としている。イヤーパッドは、肌触りが良く軽量な人工皮革を使用。収納ケースは、湿度をコントロールできる桐箱を採用する。
再生周波数帯域は20Hz~20kHz、感度は96dB/mW、最大入力は1,800mW、インピーダンスは42Ω。ケーブルを除く重量は550g。ケーブルはOFC 4芯線で、長さは3m。ケーブル着脱も可能で、ヘッドフォン側の端子はモノラルミニ×2の両出し。アンプ接続側は標準プラグ。
ウッドハウジングの密閉型「KD-C10」
Kuradaブランド初の密閉型ヘッドフォン。初代モデル「KD-FP10」の基本構造であるフルウッドハウジングを踏襲しながら、FP10よりも低域から高域までレンジが広くオールマイティな音を目指し開発したという。
新設計されたC10のウッドハウジングは、従来比で約100g軽量化。密閉型ながら、ハウジングにダクトを設けることで開放型に近い音の抜けや開放感や、深い低域の質感を実現。「ハウジングを響かせるというコンセプトはそのままに、聴くジャンルを選ばないオールマイティな方向へ音響特性を見直した」という。
ユニット径は53mmで、ネオジウムマグネットを搭載。ハウジングには、振動係数の異なる2種類の木材を使用し、自然に木を響かせる構造とした。ユニットが取り付けられたバッフル面にはハードメープルを採用。ハウジングカップにはブラックウォルナットを使い、表面はFP10でも用いられたポリエステルコーティングの鏡面艶出し仕上げ。ブラックウォルナットの木目を活かしたデザインとなっている。
イヤーパッドは人工皮革を使用し、従来より面積を増やしたことで、側圧の設定を最適化。より長い時間の装着でも不快感が出にくくなったという。収納ケースは桐箱。
再生周波数帯域は20Hz~20kHz、感度は112dB/mW、最大入力は1,800mW、インピーダンスは42Ω。ケーブルを除く重量は550g。ケーブルはOFC 4芯線で、長さは3m。ケーブル着脱も可能で、ヘッドフォン側の端子はモノラルミニ×2の両出し。アンプ接続側は標準プラグ。