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PS4 Proは10日発売。4K/HDR出力の注意点など、Q&A更新

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は8日、11月10日発売のゲーム機「PlayStation 4 Pro(PS4 Pro/CUH-7000BB01)」のQ&Aを更新し、4K出力仕様やPS4 Proの特徴などを紹介している。

PS4 Pro(CUH-7000)

PS4 Proでグラフィックス表現を向上。PS VR併用時の注意点

 ゲーム関連のQ&Aでは、PS4 Pro発売以降にリリースされるほとんどのPS4タイトルで、PS4 Proの性能を活かしたアップデートにより、より高画質かつ快適にゲームプレイできることや、PS4との互換性があることを強調している。

 また、4Kテレビがなくても、HDテレビでもゲーム体験をより良いものにできることを紹介。4K非対応のテレビでゲームプレイする際には、1080p出力でHDR非対応となるが、「より高画質な映像、より安定・向上したフレームレートでの表示が可能。ゲーム内環境、キャラクターモデリングの更なるディテール化、全般的なビジュアル品質の向上、その他の視覚的演出の強化が可能」としている。ゲームは4K(3,840×2,160ドット)まで対応可能。

 また、PS4 ProにはHDMIケーブルが付属するが、より長いケーブルを利用する場合は、プレミアムHDMIケーブル認証を取得したケーブルの利用を推奨している。

 PlayStation VR(PS VR)は、表示解像度は1,920×1,080ドットまでで、HDRに対応していないが、PS4 Proの処理性能を活かしたグラフィックスの品質向上や、より高いフレームレート、映像表現の向上などが可能となるという。ただし、PS VRのプロセッサーユニットはHDR信号のパススルーに対応していないため、PS4 ProでHDR対応コンテンツを楽しむ場合は、PS4 Proとテレビを直接接続する必要がある。

NetflixやYouTubeアプリが4K対応予定

 動画出力については、付属のHDMIケーブルもしくは別売のプレミアムHDMIケーブルを用いて、2160p YUV420、2160p RGBで、毎秒60フレームの出力に対応。HDRフォーマットは「HDR 10」をサポートする。Dolby Visionの対応については、「発売時には対応予定がないが、様々な可能性を検討している」とする。

 4Kエンタテインメントは、PS4 Proに向けて、Netflixが4K対応のアプリを提供。また、YouTubeも4K対応に向けアプリ開発が進められている。なお、PlayStation Storeでの4Kの映像コンテンツ(映画/TV番組)は販売については、「PS4 Pro発売時においては予定はないが、様々な可能性を検討している」としている。

 Ultra HD Blu-rayには非対応だが、BD/DVDには対応し、4Kアップスケール出力が可能。

 「なお、PS4 Proと相性の良い4Kテレビはどれですか? 」との問に対しては、「具体的な提案はしていない」とのこと。

 PS4 ProのHDDは2.5型で、インターフェイスはSATA-III。内蔵HDDは1TBで、5,400rpmで、交換にはプラスドライバーが必要。SSDに換装した場合はロード時間が短くなり、ファイル転送速度も向上するという。対応外付けHDDについては、リストで紹介している。

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