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Cerevoの1080/60pライブ配信機「LiveShell X」がLTEのUSBモデム対応

 Cerevoは17日、ライブ配信機「LiveShell X」のファームウェアアップデートを開始し、新たにLTE対応USBモデムをサポートした。配信時の問題修正や仕様の変更なども多数行なわれる。

LiveShell X

 LiveShell X(直販69,800円)は、LiveShellシリーズの最上位機種で、9月に発売。H.265/HEVCで最高1080/60pでの映像配信が行なえる。

 これまでは有線LANまたは同梱アダプタによる無線LAN利用が可能だったが、最新ファームウェアのRev.977を適用すると、USB端子にLTE対応モデムを直接挿して通信が可能になる。同社が動作確認済みのモデムは、NTTドコモの「L-03D」やピクセラ「PIX-MT100」などで、詳細は下記の通り。


    LiveShell X動作確認済みLTE対応USBモデム
  • NTTドコモ「L-03D」
  • ピクセラ「PIX-MT100」
  • ZTE「MF820」
  • D-Link「DWM-221 - Revision B」
  • Verizon「U620L」
  • Huawei「E3131i-2」、「E3372」

 LTEモバイル回線からの配信は、無線LAN(モバイルルータやテザリングなど)を介する場合と比べて安定して通信でき、「特にイベント会場など人数が多く無線LANの電波が飛び交うような場所での配信に大きな効果を発揮する」という。

 Cerevoでは同日より、直販サイトでピクセラ「PIX-MT100」の取り扱いを開始。最大150Mbpsで通信できるSIMロックフリーのデータ通信端末で、無線LANアクセスポイントとしても動作。LiveShell Xによる配信利用だけでなく、手持ちのスマートフォンやPCなどから無線LAN経由でインターネット接続もできる。価格は13,704円。

ピクセラ「PIX-MT100」

 さらに、LiveShell XとPIX-MT100のセットモデル「LiveShell X LTEセット」(CDP-LS04A-SP)を、2016年中のキャンペーンとして79,800円で販売開始。単品購入時と比べて、PIX-MT100が実質1万円程度で購入できる割安なセットとなる。

LiveShell配信用のダッシュボード画面