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KEFの同軸スピーカー「LS50」に、Bluetooth/USB DAC/アンプを搭載「LS50Wireless」

 KEF JAPANは、同軸2ウェイのUni-Qドライバを採用したブックシェルフスピーカー「LS50」をベースにしながら、アンプを搭載してアクティブ化し、aptXコーデック対応のBluetooth受信機能などを追加した「LS50Wireless」を12月初旬に発売する。価格はペアで25万円。カラーはチタングレイ/レッド、グロスブラック/ブルー、グロスホワイト/コッパーの3色。

LS50Wirelessのグロスブラック/ブルー

 同軸2ウェイのバスレフスピーカーで、ユニットには2ウェイUniQドライバを採用。ウーファ部のコーンにはマグネシウムとアルミニウムの合金を、ツイータにはアルミドーム型を採用。口径はウーファが130mm径、ツイータが25mm径。

 Uni-Q技術を用いる事で、「最適なリスニングポイントであるスイートスポットを、部屋のどこにいても体験できる」という。高度なタイミング補正が可能なDSPクロスオーバーも搭載。振動や音波照射、共鳴音、カラレーションを抑えるための、キャビネット形状、CLD技術、湾曲バッフル、柔軟性の高い楕円形のサウンドポートなどはLS50から踏襲している。

チタングレイ/レッド
グロスホワイト/コッパー

 2.4GHzと5GHzの両方に対応したIEEE 802.11a/b/g/nの無線LAN機能と、aptX対応のBluetooth 4.0受信機能、PC接続用のUSB入力、光デジタル入力、RCAのアナログライン入力、Ethernet端子を装備。スマートフォンからBluetoothで伝送したり、PCと接続してコンパクトなシステムを構築できる。サブウーファ出力も備えている。

 USB DACとしては192kHz/24bitまでのPCMをサポート。アシンクロナス伝送もサポート。光デジタル入力は96kHzまでの対応となる。DACは、左右のチャンネル用に個別のものを搭載する。

 デジタル入力された音声信号は、フルデジタルのまま処理され、アンプへと伝送される。アンプはバイアンプ方式で、低域用の出力が200W、高域用が30W。

背面

 なお、左右チャンネルのスピーカーは個別に電源接続が必要。また、左右のスピーカーはEthernet端子で、LANケーブルを用いて接続する。これにより、ノイズなどを抑えた接続が可能という。

 iOS/Android向けに、制御用アプリも用意。スピーカーのコントロールだけでなく、部屋に合わせたサウンドの微調整も可能。

 外形寸法は200×308×300mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は左チャンネルが10kg、右チャンネルが10.2kg。再生周波数特性は、(-6dB)85dB/1mで測定した場合、スタンダードモードで43Hz~47kHz。

天面に操作ボタン
KEF LS50 Wireless