ニュース

オーディオ向けNAS「fidata」、新ファームでCDリッピングとCDトランスポート機能追加

 アイ・オー・データ機器は14日、オーディオ向けブランド「fidata」のNAS「HFAS1シリーズ」において、ドライブを接続してのCDリッピングや、CDトランスポート機能を追加する新ファームウェア1.40を公開した。無料で利用できる。

HFAS1シリーズ

 CDリッピングは、音楽CDをパソコンを使わずにHFAS1に取り込む機能。USB接続の外付DVD/Blu-rayドライブをNASに接続すると、ボタンひとつのシンプル操作で内蔵HDDに録音可能。PCM 44.1kHz/16bitのWAV、もしくはFLACで保存でき、FLACは無圧縮や3段階の圧縮レベル設定も可能。

 楽曲データ比較データベース「AccurateRip」と連携し、ビットパーフェクト判定ができ、判定NGの場合は自動的にリッピング条件を変更してリトライ。完了すると、ドライブのトレイを自動排出する。

 GracenoteのMusic IDもサポートしており、楽曲情報やアートワークもインターネット経由で自動取得できる。

CDリッピング機能の概要

 CDトランスポート機能は、USB接続したドライブ内の音楽CDを、ネットワーク上で共有。対応のUSB DACや、ネットワークプレーヤーでCDを直接再生できるもので、セットしたディスクにMusic IDで取得した楽曲情報やアルバムアートを添えて、ネットワーク配信できる。

CDトランスポート機能の概要

 なお、USB DACを接続する場合は、USBハブの併用が必要。音楽CDはメディアツリー「フォルダー」配下に「#CD:アルバム名」で表示され、トラック番号ではなく、楽曲名で選択可能。音楽CDをネットワーク上の音楽ファイルと同じような感覚で操作できる。

 アイ・オーのページでは、動作確認をしたDVDやBDドライブの情報も掲載されている。

 バージョン1.40のファームではこれらの新機能に加え、dBpowerampで作成したWAVファイルのタグ表示に対応。MQAのアルバムアート表示もサポート。雑誌付録など、DVD/BDディスクのデータインポート機能も追加される。