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JVC、ドローンに載る4K/60p Super 35mmカメラ。マイクロフォーサーズマウント
2016年12月21日 12:22
JVCケンウッドは、クレーンやドローンにも装着できる、JVCブランドの小型4K/60pカメラモジュール「GW-MD100」を、'17年3月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、想定価格は200万円前後。レンズは別売で、マイクロフォーサーズのマウントを採用。映像制作用サブカメラや、学術分野の高精細観察カメラ、道路や橋梁の測量/監視などの用途を見込んでいる。
奥行き117mm/重量800gの本体に、1,350万画素の4K対応 Super 35mm CMOSセンサーを搭載し、4K/60p撮影が可能なカメラモジュール。マイクロフォーサーズマウント採用で、撮影状況に応じてレンズ交換が行なえる。対応レンズとの組み合わせで、アイリス、フォーカス、ズーム、光学手ブレ補正などの機能が本体から操作できる。
CMOSセンサーは、AltaSensが開発したSuper 35mmサイズで、総画素数1,350万画素。センサーサイズを活かした高精細な映像と被写界深度の浅い映像表現を可能としている。また、ワイドダイナミックレンジにより明暗差が大きな被写体や低照度の環境下における撮影でも、鮮明で色再現性の高い撮影ができるという。
独自の4K画像処理エンジンを2基搭載し、4K対応のSDカードスロットを1基装備。リアルタイムでMPEG-4 AVC/H.264(MOV)に圧縮し、SDカードへ最大4K/60p(3,840×2,160ドット、4:2:2、最大150Mbps)で記録が可能。対応メディアはSDXCまたは、SDHC UHS-ⅠUHS Speed Class 3以上(16~64GB)、推奨フォーマットはFAT32。
SDカード記録と同時に非圧縮4Kベースバンド信号の出力も可能。本体背面に、映像の4分割出力が可能な3G-SDI端子を4本装備。クアッドリンク接続により、最長100mのベースバンド伝送が行なえる。
Genlock(Tri-Sync / Black Burst)にも対応。HDモニター出力端子(HD-SDI×1)や、カメラコントロール端子(D-Sub 9pin×1)を装備する。外形寸法は88×117×108.5mm(幅×奥行き×高さ)、電源はヒロセ 4pin。