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Dolby Vision方式のUltra HD Blu-rayが'17年発売。ワーナー、ユニバーサルなど

 米Dolby Laboratoriesは4日(米国時間)、Universal Pictures Home EntertainmentとWarner Bros. Home Entertainment、Lionsgateの3社が、Dolby Vision方式でHDR収録したUltra HD Blu-rayを2017年前半に発売すると発表した。

 Dolby Visionは、映像のダイナミックレンジを高め、コントラストや色表現力を改善するDolbyの映像技術。Ultra HD Blu-ray(UHD BD)のHDR方式は「HDR10」が必須で、Dolbyによる「Dolby Vision」方式はオプション扱いとなっている。そのため従来のUHD BDは全てHDR10方式となっていたが、今後3社の一部カタログタイトルにおいてDolby VisonでもHDR収録されることとなる。

 主要スタジオの映像制作の現場では、Dolby VisionによるHDRマスタリングワークフローが構築されている。そのため映画、BD、映像配信サービスなど、メディア特性にあわせたデータを容易に生成できるのが、Dolby Visionの利点となる。

 Dolby VisionでのUHD BD視聴にはテレビでの対応とプレーヤーでの対応が必要となる。対応のテレビはLGなどが発売済みで、Netflixなどの一部映像配信サービスもDolby Visionに対応している。また、Ultra HD Blu-rayプレーヤーでは、OPPO Digitalが「UDP-203」を'17年中のアップデートによりDolby Vison対応とすると予告している。