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ソニー、ライブ来場者限定の映像販売サービス「PROJECT REVIEWN」

 ソニーは、音楽ライブなどの映像コンテンツを、イベント会場に訪れた人だけが購入し、持ち帰ることができるサービス「PROJECT REVIEWN」(プロジェクト レビューン)を開始した。1月14日に大阪城ホールで開催予定の「ANIMAX MUSIX 2017 OSAKA」で初導入する。

「PROJECT REVIEWN」のアプリ画面

 参加したイベントに関連する映像コンテンツを、イベント会場で購入してスマートフォンやタブレットなどの端末にダウンロードし、好きな時に視聴できるサービス。アプリ「PROJECT REVIEWN」の対応OSはAndroidとiOS。イベント会場の指定の場所でチェックインして映像を購入する。イベントの映像やアーティストの楽屋での様子など、開催イベントに関連する様々な映像コンテンツを販売。画質はSD/HD/フルHDに対応する。

「PROJECT REVIEWN」のサービスイメージ

 アプリは気に入ったシーンで拍手を送る「Clap機能」を備え、どのシーンが心に残ったか、ユーザーからアーティストに伝えられる。アプリのコンテンツリストに、Clapした場面をサムネイル保存することも可能。Clapした部分の情報をもとに盛り上がりを可視化する「ヒートマップ機能」では、イベント運営側がどのシーンがファンの心を掴んだかを知り、次のイベントの演出に役立てるなどの活用ができるとする。

映像コンテンツの視聴画面例。Clap機能やヒートマップ機能を備える

 決済は各種クレジットカード、ドコモ ケータイ支払い決済、ソフトバンクまとめて支払い、LINE Pay、WebMoneyに対応する。著作権保護技術のMarlin DRMを採用し、1つのIDで同時に5台まで登録可能。

 ソニーは近年の国内のライブ・エンタテインメント市場規模の拡大に注目しており、新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program」の一環としてPROJECT REVIEWNをスタート。サービス名は見直す、回想するなどの意味を持つ“REVIEW”にandの”N”を付け加えた造語で、「REVIEWのさらにその先に続く可能性を表し、音楽体験そのものを『見直す』という志を込めた」という。

 今後は音楽ライブのほか演劇、スポーツ、テーマパーク領域も視野に入れ、エンタテインメント分野で幅広く展開するとしている。