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360度映像やHEVC対応を強化した編集ソフト「VideoStudio X10」

 コーレルは、360度映像の編集やH.265/HEVC対応の強化などを図ったビデオ編集ソフト「VideoStudio X10」シリーズを2月17日より発売する。「VideoStudio Pro X10」と、Proにエフェクトパックなどを追加した「VideoStudio Ultimate X10」をラインナップし、パッケージの通常版価格は、Proが14,800円、Ultimateが19,800円。ダウンロード版はProが12,800円、Ultimateが16,800円。アップグレード版も用意する。対応OSは、Windows 7/8/10。

VideoStudio Ultimate X10(左) VideoStudio Pro X10(右)

 4K映像やAVCHDなどの編集が行なえるソフト。新機能として、X10 Pro/Ultimateでは360度映像の読み込み/編集に対応し、ひとつの360度動画から視点を変えて見せたい領域だけを切り出したり、時間に沿って画角を変えたり、ズームイン/アウトなどの編集もできる。エクイレクタングラー(正距円筒図法)の360度動画に対応している。

VideoStudio X10シリーズの編集画面
360度映像の読み込み/編集に対応

 Intelの第7世代Coreプロセッサ「Kaby Lake」に最適化。H.265/HEVC形式の読み込み/書き出しには前バージョンのX9で対応しているが、従来はWindows 10とCPU(Skylake)のセット環境でのみ動作した。X10ではGPUがHEVC対応であればOSのバージョンやCPU世代を問わず利用可能になった。

VideoStudio X10シリーズの編集画面

 Pro/Ultimateの新たな編集機能として、「オブジェクトのグループ化」、「タイムリマップ」や「トラック透明」を追加。

 タイムライン上に並べた複数クリップのグループ化が可能になり、クリップをまとめてドラッグ&ドロップで移動させたり、映像効果を適用可能。

複数クリップのグループ化が可能

 タイムリマップは、従来はバラバラに搭載されていたスローモーションや高速再生、フリーズフレーム、逆再生など、映像効果の編集機能を1つのウィンドウ内にまとめたもの。

タイムリマップでスローモーションやフリーズフレーム、逆再生などをひとつのウィンドウで編集できる

 トラック透明度の設定では、新たに複数トラックをひとまとめにして不透明度の調整が可能になった。

トラック透明度の編集は直感的で、複数トラックもまとめて効果を設定可能

 音声関連では、Avid Studioが提供するサービス「ScoreFitter」をソフト内のミュージックライブラリに統合。クリップの長さに合わせてローカル保存の音楽を当てられる「オートミュージック機能」で、ScoreFitterのロイヤルティフリーの楽曲をオンライン上からダウンロード利用できる。なお、一度利用した楽曲はローカルに保存され、再利用も可能。

 インターフェイスも改良され、画面上部の「取り込み」、「編集」、「完了」の3ワークスペースに加えて「ようこそ」画面を追加。ビデオ編集の基礎を学べるチュートリアルコンテンツへのアクセスや、新機能の確認などがしやすくなっている。

ようこそ画面からチュートリアルコンテンツなどにアクセス

 X9で登場した「マルチカメラエディタ」はX10にも引き継がれ、異なる角度のカメラでとらえた複数の映像を音声などで同期させて編集可能。ビデオカメラやスマホ、GoProなどを活用し、スポーツやイベントなどの様子をダイナミックに仕上げられる。Proは最大4台分、Ultimateは最大6台分の映像を読み込める。そのほか、動いている被写体に画像/文字などを追従させるモーショントラッキング機能なども備える。

マルチカメラエディタ
モーショントラッキング機能

 編集した映像作品はYouTubeやFacebook、ニコニコ動画などに直接アップロード可能。スマホなどのモバイル機器に合わせたフォーマットでの出力もできる。BD/DVDオーサリングの「MyDVD」も備えるが、BD書き出しは有償(実売900円程度)のBlu-rayプラグイン購入が必要。

出力画面

Ultimateには「マスククリエーター」搭載。追加プラグインも

 上位のUltimateには、ビデオ内の人物や物など、特定の箇所をマスクして各種映像効果を適用できる「マスククリエーター」を搭載。ブラシとシェイプツールで選択し、オブジェクト検出をかけるとマスクが追加される。PNG形式のマスク画像とUISX形式のアニメーションファイルがドキュメントフォルダにまとめて生成され、対応するソフトであればマスクデータを使いまわすことも可能。

Ultimateには「マスククリエーター」を搭載
PNG形式のマスク画像とUISX形式のアニメーションファイルが書き出される

 プレミアムエフェクトパックには14種類のプラグインをセット。従来のUltimateに同梱しているものに加え、2D/3Dタイトル作成などが行なえる「NewBlue Titler Pro 1」と、300以上のオブジェクト効果やトランジションを用意した「ProDad Adorage Volume 9」、スタイリッシュなテンプレートを収めたタイトル作成ツール「Boris Title Studio」の3つを新たに追加した。

2D/3Dタイトル作成などが行なえる「NewBlue Titler Pro 1」
300以上のトランジションなどを含む「ProDad Adorage Volume 9」
豊富なテンプレートを収めたタイトル作成ツール「Boris Title Studio」

 各バージョンの価格は下記の通り。アップグレード版はX9以外の旧バージョンも対象となる。


    パッケージ版 VideoStudio Pro X10
  • 通常版 14,800円
  • アップグレード/特別優待版 7,980円
  • アカデミック版 7,800円

    パッケージ版 VideoStudio Ultimate X10
  • 通常版 19,800円
  • アップグレード/特別優待版 14,800円
  • アカデミック版 11,800円

    ダウンロード版 VideoStudio Pro X10
  • 通常版 12,800円
  • アップグレード版 6,980円

    ダウンロード版 VideoStudio Ultimate X10
  • 通常版 16,800円
  • アップグレード版 12,800円