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「僕だけがいない街」がNetflixオリジナルドラマ化、'17年冬配信。4K撮影中

 映像配信サービスのNetflixは、三部けいのコミック「僕だけがいない街」を原作としたオリジナルドラマ制作を決定。'17年冬に全世界190カ国で配信する。

Netflixで「僕だけがいない街」オリジナルドラマ版を'17年冬配信

 自分だけの時が巻き戻る“リバイバル”現象を軸に、自身の過去と対峙する青年の物語。三部けいの同名コミック(全8巻)を原作としており、「マンガ大賞」や「このマンガがすごい!」に2014年〜2016年と3年連続ランクインした人気作。最終巻となる公式外伝(9巻)が2月に発売され、累計発行部数は429万部を突破した。

 ’16年にTVアニメが放送され、実写映画も公開。今回のNetflixドラマ版は、原作完結後初の映像化となる。主人公の藤沼悟役には、年齢が29歳という共通点を持つ俳優・古川雄輝を起用。監督は「SHINOBI」や「L-エル-」の下山天で、「作品のリアルな季節感や空気感を描くため、真冬の北海道での4K撮影が続いている」という。

 3度目の映像化にあたり、三部けいは「原作で描いた少年期と同じ街(苫小牧)・季節に撮影が行われていると聞き、自分がイメージした空気感がそのままの形で味わえるのでは、と楽しみにしています」とコメント。

 制作を担当する関西テレビの池田篤史プロデューサーは「原作完結後だからこそできる今回のドラマならではの解釈を盛り込んでいるので、その仕掛けに気付いてほしい」としている。

「僕だけがいない街」Netflixオリジナルドラマ

作品概要
配信時期:2017年冬
原作:三部けい「僕だけがいない街」
監督:下山天
脚本:大久保ともみ
制作:関西テレビ放送 コクーン
出演:古川雄輝(藤沼悟)/優希美青(片桐愛梨)/白洲迅(小林賢也)/内川蓮生(少年時代の悟)/柿原りんか(少女時代の雛月加代)/江口のりこ(雛月明美)/黒谷友香(藤沼佐知子役) ほか
あらすじ
漫画家を志すもうだつの上がらない藤沼悟(古川雄輝)は、自分にだけ起こる現象【リバイバル】-何か「悪いこと」の原因が取り除かれるまで、そのきっかけとなった場面に巻き戻される現象-に悩まされていた。

ある日、家に帰った悟は、自宅で母・佐知子が殺されているのを目撃する。犯人を追う悟だったが、逆にはめられ、自分が母親殺しの犯人として追われることになってしまう。母親の死を食い止めたい悟は【リバイバル】を強く願うが、リバイバルした先は18年前。小学校5年時にまでさかのぼった。 それは、同級生 雛月加代が殺される直前の時期だった。

この時代に起こった雛月加代を含めた連続児童誘拐殺人事件に、母親が殺されることになった原因があると確信する悟は、同級生の小林賢也や担任の八代学の助けを借りて加代を救おうとすると同時に、事件の謎を追うことにする。