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Netflixオリジナル作品「火花」を6月3日に190カ国同時配信。4Kも

 映像配信サービスのNetflixは、オリジナルドラマ「火花」を6月3日に全世界190カ国同時配信する。Netflixが日本オリジナルでドラマ制作し、世界190カ国に全10話を一斉配信するのは、火花が初となる。

 オリジナルドラマ「火花」は、単行本が累計251万部を超える大ヒットとなった、タレント又吉直樹(ピース)による芥川賞受賞作「火花」の映像化作品。Netflixでは、「漫才の世界に身を投じた主人公たちの十年を映しながら、生きることの意味や愛しさを謳いあげる人生讃歌。日本的なモチーフと普遍的なテーマが両立する、日本が誇るべきエンターテイメント」として、オリジナルドラマを制作。独占配信する。

 全10話で、本編は約8時間。4K制作作品で、Netflix 4K対応のテレビなどを利用すれば4K画質で視聴できる。主題歌は、OKAMOTO'S描き下ろしの「BROTHER」。

 主人公・徳永を演じるのは林遣都、徳永が師と慕う「あほんだら」のボケで天才肌の芸人・神谷は波岡一喜、神谷と同棲する真樹は門脇麦が演じる。総監督は廣木隆一。

あらすじ

売れない芸人の徳永は、熱海の花火大会で、先輩芸人である神谷と電撃的に出会い強く惹かれ、「弟子にして下さい」と申し出た。神谷は天才肌であり、また人間味に富んだ人物。「いいよ」という答えの条件は「俺の伝記を書く」こと。神谷も徳永に心を開き、二人は頻繁に会って、神谷は徳永に笑いの哲学を伝授しようとする。吉祥寺の街を歩きまわりさまざまな人間と触れ合うのだったが、やがて二人の歩む道は決定的に異なっていく。徳永は少しずつ売れていき、その一方で、神谷は少しずつ損なわれていくのだった。そしてある日、神谷は徳永をはじめ関わるすべての人々の前から借金を抱えたまま姿を消してしまう。神谷のいない日々を淡々と過ごす徳永。そして一年後、二人は再会するのだったが。

お笑いという賑々しい世界の周辺で生きる女性たちの姿や、芸人の世界の厳しさも描きながら、驚くべきストーリー展開を見せる芥川賞受賞作を初映像化!

 Netflixは、テレビやPC、ゲーム機、タブレット、スマートフォン、Blu-rayプレーヤーなどのインターネット接続デバイスに対応し、スマートフォンで見た番組の続きを、別のデバイスでみることもできる。月額利用料金プランは、ベーシック(SD)/スタンダード(HD)/プレミアム(4K)対応の3つを用意。月額料金はSDで650円、HDで950円、4Kで1,450円。

(臼田勤哉)