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ATOMOS、HDMIに絞り価格を抑えた4K/60pレコーダ「NINJA INFERNO」。GH5で4:2:2 10bit

 ATOMOSは、デジタルカメラのHDMI出力を4K/60pでキャプチャできるモニタ一体型レコーダ「NINJA INFERNO」を4月上旬より発売する。価格は124,074円。

NINJA INFERNO

 '16年発売のモニタ一体型レコーダ最上位モデル「SHOGUN INFERNO」(257,408円)の基本性能を踏襲しながらSDI端子を省略し、HDMI専用機とすることでリーズナブルな価格を実現している。

 カメラからのHDMI出力を最大4K/60p(DCI/UHD)、10bit 4:2:2で、Apple ProResやDNxHR形式で録画できるレコーダ。ストレージは2.5インチSSD(別売)を利用する。本体には7.1型/1,920×1,200ドットのIPS液晶パネルを備え、映像のモニタリングに対応。輝度は1,500nit。デュアルバッテリースロットも備えている。

 Log ガンマによるハイダイナミックレンジ(HDR)映像のモニタリングに特化した「Atom HDR モード」も搭載。各社カメラメーカー(ARRI、Canon、FujiFilm、JVC、Panasonic、RED、Sony等)のLogガンマ映像をSHOGUN INFERNO/FLAMEに採用した高輝度LCDの特性に最適化することで、自然な色調と滑らかな高輝度階調の表示を実現し、Logガンマ収録時の適正露出の判断を助けるとする。

 HDR信号はPQとHLGの入出力に対応し、PQ/HLG映像のHDRモニタリングに加え、各社カメラからのLogガンマ映像を入力時に、リアルタイムにPQ/HLGへ変換出力。HDR対応モニターに出力することで、収録現場のディレクターモニターでの視聴を実現する。

 なお、パナソニックから3月23日に発売されたデジタル一眼カメラ「DC-GH5」との接続時には、4K/60p 4:2:2 10bit収録が行なえ、PreRes/Avid DNx収録により、普及している幅広い編集環境で扱えるようになるという。

 ビデオ入力はHDMI×1、出力はHDMI×1。オーディオ入力はHDMIとXLR(オプションケーブルが必要)。レックトリガーも備えている。外形寸法は215×45×130mm(幅×奥行き×高さ)、重量は630g(本体のみ)、1,074g(付属バッテリ×2、SSD)。付属品はACアダプタやマスターキャディ2(SSDケース)、ソフトケースなど。

 なお、SHOGUNE INFERNOなどの他のATOMOS製品とは異なり、付属アクセサリを省いた商品構成で出荷するため、アクセサリーをセットしたオプションも用意。マスターキャディ2(SSDケース)×4や、バッテリ×2、バッテリチャージャー、USBドッキングステーションなどをセットにしたアクセサリーキット(Accessory Kit)は37,037円、バッテリ2個とチャージャーをセットにしたパワーキット(Power Kit)が18,519円。

Accessory Kit