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12月公開、実写版映画「鋼の錬金術師」の最新映像公開。人体錬成やバトルシーンが展開
2017年4月7日 11:27
今年の12月1日に公開される、実写版映画「鋼の錬金術師」。亡き母を想い、幼きエルリック兄弟が“人体錬成”を試みる全ての始まりのシーンや、バトルシーンなどを見る事ができる。
原作は月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス刊)で2001年から2010年に渡り連載された荒川弘によるコミック。シリーズ全世界累計7,000万部を超えており、2003年と2009年にテレビアニメ化、2005年と2011年には劇場アニメとなり、ゲーム、小説などマルチに展開されている。
母を亡くした兄・エドワードと弟・アルフォンスの波乱に満ちた冒険と成長を描いた作品で、公開された最新映像“予告II”は、少年時代の兄弟のシーンからスタート。錬金術の天才的な才能を持つ幼い兄弟は、亡き母親に会いたいという一心から“人体錬成”の理論にたどりつく。しかし、それは決して踏み入れてはならない禁断の錬金術であり、錬成は失敗。2人は大きな代価を支払うことになる。
解禁された映像には、エドの鋼の義肢“機械鎧(オートメイル)”や、アルの石獣と戦う姿、そしてエドが武器を錬成するシーンなどが盛り込まれている。
監督は「ピンポン」などの曽利文彦。監督は映像について、「ハリウッドは日本よりかなり先を行っているのは事実です。今まで日本の技術では手の届かなかったところへ“高く飛べば届くかもしれない”というところまで、充実した技術が揃ってきました。そんな今だからこそ、この作品に挑戦したい。本作で前人未到の領域に手をかけてみたい。しかし技術というのは、あくまでも作品の下支えであり“ストーリー”が第一。ストーリーに技術がしっかりと寄り添うことができれば、本当に素晴らしいことだと思います」とコメント。
キャストは、“鋼の錬金術師”ことエドワード・エルリック役を山田涼介、ウィンリィ役を本田翼、マスタング大佐をディーン・フジオカ、人造人間・ラスト役を松雪泰子らが演じ、大泉洋、佐藤隆太なども参加している。
あらすじ
幼い頃、亡くなった母にもう一度会いたいという想いから兄エドと弟アルは、ついに"人体錬成"の理論にたどり着く。だがそれは、錬金術師にとって絶対に犯してはならない禁忌だった……。
錬成は失敗しエドは左脚を、アルは身体全部を代価として“持っていかれて”しまう。瀕死のエドは自身の右腕と引き替えにアルの魂だけをなんとか錬成し、近くにあった鎧に定着させることに成功したのだった。
時が経ち、右腕と左脚に“機械鎧(オートメイル)”の義肢を装着した身で国家錬金術師となり、鎧の姿の弟アルと、失った身体を取り戻す手がかりを探す旅を続けるエドは“鋼の錬金術師”と呼ばれるようになる。
弟の身体を元に戻すために命をかける兄と、彼を支える鎧姿の心優しい弟。失ったすべてを取り戻すため、兄弟の壮大な冒険の旅が今、始まる……。