ニュース
スマホ撮影の4K動画をTVと共有する「ひかりTVクラウドC」。ビデオ通話も
2017年4月18日 17:23
NTTぷららは、テレビとスマートフォンを使って4K動画の家族間の共有や、ビデオ通話などが行なえる映像コミュニケーションサービス「ひかりTVクラウドC」を6月より開始する。5GB相当のストレージをHD動画/写真共有に使える無料サービスと、64GB相当で4K/HD動画や写真の共有、ビデオ通話ができる月額324円(税込)のプレミアムパックを用意する。
「ひかりTVクラウドC」は、スマートフォンで撮影した動画や写真をインターネットに接続されたひかりTVのサーバー上(クラウド)に保存し、ひかりTV対応チューナを通してテレビ画面上で見たり、スマホとテレビ間でビデオ通話ができるコミュニケーションサービス。
利用には、テレビ向けプラン(お値うちプラン/テレビおすすめプラン/ビデオざんまいプラン/基本放送プラン/お手がるプラン)のいずれかへの加入が必要で、ひかりTV対応チューナのST-3400/ST-4100/ST-3200/AM900のいずれかを利用する。
スマホで撮影した高ビットレート/大容量の動画も、アップロードすると「ひかりTV 4K」相当の25Mbpsまでダウンコンバートして保存。ストレージの容量を抑えつつ、家族などで一緒に楽しめるのが特徴。
孫の運動会などのイベントを、離れて暮らす祖父母に共有したり、旅行先の思い出を自宅のテレビなどでも楽しむことなどを想定。親世帯(テレビ)と子世帯(スマホ)のビデオ通話なども訴求する。サービス名に含まれる「C」は、思い出を切り取り(Clip)、家族間で(Community)、共有し合う(Communication)の頭文字。
有料のプレミアムパックで使える64GBストレージは、4K動画の場合で約340分間のデータを保存できる。それ以上のデータを保存したい場合に、有料でストレージを追加できるサービスについても、今後検討するという。
プレミアムパックで提供しているビデオ通話と、手元で着信が分かる着信通知ボタンに対応するチューナはST-3400のみ。ビデオ通話には、市販のUVC(USB Video Class)対応のWebカメラを利用する。
プレミアムパックに申し込むと、持ち運びできる「着信通知ボタン」が送付され、契約期間中は無料で利用できる。このボタンは、テレビを点けていない時も、動画/写真の受信やビデオ通話の着信を光と音で知らせるもの。チューナとBluetooth Low Energyで接続し、通知があった時に本体のボタンを押すと、チューナと、接続したテレビの電源をONにして、ひかりTVクラウドCの画面を表示。すぐに新着動画/写真の確認や、ビデオ通話が開始できる。通信距離は約10m。電源はボタン電池。
スマートフォンを連携するには、専用アプリ「ひかりTVクラウドC」をインストールする。ひかりTV対応チューナ1台につき、スマートフォン4台を登録でき、登録したスマホ同士でも動画や写真を共有できる。ビデオ通話は、チューナを接続したテレビとスマホ1台の1対1で行なう。通話時間は1通話あたり60分まで。
ユーザーの動画や写真を保存するためのクラウドシステムの構築は、オープンソースソフトウェア「OpenStack Swift」を基盤ストレージとして採用し、NTTソフトウェアイノベーションセンタの技術協力で実現した。