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AVerMedia、1080/60pで録画・配信できるHDMIキャプチャ「Live Gamer HD 2」

 AVerMedia TECHNOLOGIES(アバーメディア・テクノロジーズ)は、ゲーム映像などの1080/60p録画やライブ配信に利用できるPCI Express x1の内蔵型HDMIキャプチャカード「Live Gamer HD 2」(C988)を26日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は26,000円前後(税込)。1080/30p対応の「Live Gamer HD Lite」(C985L)も同日発売で、店頭予想価格は15,000円前後(税込)。

Live Gamer HD 2(C988)
Live Gamer HD Lite(C985L)

 どちらもHDMI入出力とステレオミニのアナログ音声入出力を備え、接続したゲーム機などの映像をパソコンに録画したり、ニコニコ生放送/Twitch/YouTube Live/Facebookなどにライブ配信できる。録画・配信時の最大解像度は、C988が1080/60p、C985Lが1080/30p。録画形式はMP4。画面の表示遅延は約0.06秒。HDMIパススルーでは、2台目の液晶ディスプレイに遅延なしで映像出力できる。

 対応するゲーム機はPlayStation 4、Nintendo Switch、Wii U、Xbox Oneなど。HDMI出力を備えたビデオカメラを接続してのライブ配信も可能。なお、HDCPの著作権保護がかけられたコンテンツの録画や表示は行なえない。

画面の表示遅延は約0.06秒。遅延なしのHDMIパススルー出力も可能

 上位モデルのC988は、PCとの接続インターフェイスはPCI Express x1 Gen2で、ドライバのインストールは不要。付属の専用キャプチャソフト「RECentral 3」を使用し、ソフトウェアエンコードする。別売のDigital AVアダプタを用意し、iPhone/iPadなどの画面キャプチャも行なえる。対応OSはWindows 8.1/10。

 C985Lは、PCI Express x1 Gen1接続で、専用ドライバのインストールが必要。キャプチャ時は付属ソフト「RECentral」でハードウェアエンコードする。サードパーティ製ソフト利用時はソフトウェアエンコードとなる。対応OSはWindows 7/8.1/10。

 1台のPCに複数のキャプチャカードを挿して同時キャプチャが可能。ゲーム機とビデオカメラなどの映像を入力し、複数の映像を切り替えたり1つの画面に重ねてライブ配信できる。ゲーム大会やイベント、配信スタジオでの利用を想定したもので、別途サードパーティー製の配信ソフト(OBS StudioやXSplit)が必要となる。

複数のキャプチャカードの利用例。ゲーム機とビデオカメラの映像を同時に使ってライブ配信