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FitEar、チタン製カスタムイヤフォンや、MH334/MH335DWの音質強化版

 須山歯研(FitEar)は28日、チタン製シェルを採用したカスタムイヤフォン「FitEar TITAN」や、「FitEar MH334/MH335DW Studio Reference」計3製品の一般販売を開始した。価格はいずれもオープンプライス。別途耳型採取費用などが必要。

FitEar TITAN
FitEar MH334 Studio Reference
FitEar MH335DW Studio Reference

FitEar TITAN

 FitEar TITANはレーザー積層によるチタン製カスタムシェルを採用した世界初のカスタムイヤフォン。「秋のヘッドフォン祭2016」で発表され、会場限定でモニター販売も行なわれたが、今回、一般発売を開始した。

 ダイナミック型ドライバとバランスド・アーマチュア(BA)ドライバによるハイブリッド構成で、ダイナミック型はフォステクスカンパニーの9mmドライバを採用。須山歯研のハイブリッドイヤフォン「FitEar Air」('15年)とは異なる設計を採用している。

 ケーブルは付属せず、ユーザーが別途用意する必要がある。同梱品はペリカンケース、メッシュポーチ、クリーニングブラシ。なお、シェルは金属素材のため完成後のリフィット作業は行なえない。「寒冷地での使用は避け、冬季など気温が低い時期は、人肌程度にあたためてから使用する」といった注意事項を製品ページで案内している。

FitEar MH334/MH335DW Studio Reference

 既発売のカスタムイヤフォン「MH334」と「MH335DW」で、スタジオユースで正確なモニタリングが行なえるよう、高域周波数レンジの拡大と中低域解像度を改善した製品。従来は両製品へのアップグレードサービスとして「Studio Reference」を提供していたが、ユーザーからの要望が多いことや、製造上の問題がないことを確認し、独立したモデルとして販売するという。

 MH334 Studio Referenceは、片側に4基のBAドライバを搭載し、低域×1、低域/中域×2、高域×1の3ウェイ構成。

 MH335DW Studio Referenceは、片側に5基のBAドライバを搭載し、低域×2、低域/中域×2、高域×1の3ウェイ構成。

 いずれも3.5mmのステレオミニプラグを備えたケーブル「FitEar cable 007」や、ペリカンケース、メッシュポーチ、クリーニングブラシが付属する。

 両モデルの開発にあたり、レコーディングエンジニアの杉山勇司氏や、Dub Master X氏など、プロユーザーの協力を得ている。なお、既存のMH334 / MH335DW向けのアップグレードサービスも、引き続き提供する。