ニュース

「FitEar TO GO! 335」10月発売。進化した“オーバル3Wayステム”採用のユニバーサル

須山歯研は、9月7日に、中国の広州で開催された「The 2019 China Guangzhou International Headphone Expo」において、カスタムIEMをベースとしたユニバーサルイヤフォンの新製品「FitEar TO GO! 335」を発表した。日本での発売は2019年10月以降を予定している。価格はオープンプライス。カラーはフレンチグレー。

「FitEar TO GO! 335」

カスタムイヤフォン「MH335DW」をベースに、レシーバー構成はそのままに一般的なイヤフォンと同じようにイヤーピースを取り付けて装着するユニバーサルタイプのイヤフォン。

FItEar TO GO! 334で開発された特許取得のステム構造をさらに進化させており、「より多くの方に安定した装着感と遮音性、そしてカスタムと同様の優れたサウンドをお届けする」という。

ベースとなったカスタムの「MH335DW」は、ベーシストやドラマーからの「より低音域部の情報量とリニアリティを」という声から誕生したモデル。そのMH335DWのレシーバー構成はそのままに、ユニバーサルタイプとしたのが「FitEar TO GO! 335」となる。

MH335DWと同じ、フルサイズのバランスドアーマチュアドライバーを同構成で採用。「サイズが最も大きくリニアリティ改善が求められるウーファーユニットをダブル化することでこれを実現しながらコンパクトに収納した」という。BAユニット構成は、Low×2、Low・Mid×2、High×1の、3ウェイ、3ユニット、5ドライバー構成。

高域用ユニットに接続された純チタン製ダイレクトHFチューブと、低域および低・中域用のユニットにも独立したポートを与える特許取得のステム構造をさらに進化させた、「オーバル3Wayステム形状」を採用。各ユニットごとに独立した音導孔を設定することができユニット間の干渉を排除。イヤーピースで幅広い耳穴に適合しながら、カスタムと同様の優れた音質を提供するという。

TO GO! 335では、楕円断面形状ステムを採用する事で、耳穴サイズ/形状の適用範囲を拡大。さらに、カスタムと同様、「厚みがあり広大なレンジを持つ再生音を実現した」とする。

山下達郎や竹内まりや、福山雅治、クレイジーケンバンドなど数多くのCDマスタリングを手がける、マスタリングエンジニアの原田光晴氏を開発・設計アドバイザーに起用。マスタリングスタジオのラージモニターをリファレンスとした音作りを施している。

ケーブルは脱着式。ステレオミニプラグの「FitEar cable 013」が付属。ペリカンケース、ケーブルクリップ、メッシュポーチ、イヤーチップ、クリーニングブラシを同梱する。