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パナソニック、「Gロケーション」で高精度に現在地測位するポータブルナビ「ゴリラ」
2017年5月9日 11:52
パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズは、SSD搭載のポータブルカーナビ「ゴリラ」シリーズ3機種を6月中旬に発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は、7型でVICS WIDEなどに対応する「CN-G1100VD」が6万円前後(税込)、7型の「CN-G710D」が5万円前後(税込)、5型の「CN-G510D」が35,000円前後(税込)。
いずれのモデルも地上デジタルのワンセグ放送受信に対応。ディスプレイはG1100VDとG710Dが7型、G510Dが5型。解像度は800×480ドットのTFT液晶。LEDバックライトを採用し、抵抗感圧式のタッチパネルになっている。
3機種共通の特徴は、より正確に現在地を測位する「Gロケーション」を搭載した事。一般的なポータブルカーナビと同様にGPS衛星、ロシアの「グロナス」、日本の準天頂衛星「みちびき」からの信号を現在地に測位に利用しているほか、衛星信号が届きにくいところでも継続測位を可能とする独自開発の「Gジャイロ」を搭載。CPUも刷新し、Gジャイロからの情報を最適化処理した上で衛星信号とあわせてメインCPUで処理を行なうのが「Gロケーション」となる。
これにより、高架下道路、高速道路と一般道の上下並走、高架道への一般道からの進入など、都市部で複雑化する道路網でもより正確に現在地を知らせ、高いナビゲーション精度を実現したという
16GBのSSDを搭載。2017年度版地図データを収録しており、電話番号約2,830万件(個人宅約2,150万件、職業別約680万件)や、住所約3,820万件、あいまい検索約580万件、ジャンル検索約340万件など、検索用データベースを充実させた。
最上位の「G1100VD」は、道路マップ無料更新に3年間対応。2020年夏に東京で開催されるオリンピック・パラリンピックに向けて整備される主な新規開通道路もカバーしている。更新用データは年6回発行予定。
G1100VDはさらに、道路交通情報通信システムセンターが提供する交通情報サービス「VICS WIDE」にも対応。交通状況の変化に合わせて渋滞を避けたルートを自動で探索、案内する「スイテルート案内」が利用できる。
G1100VDのみの特徴として、別売アダプタを使って「OBD2」にも対応。別売リヤビューカメラリアカメラとの連携もサポートする。
7型モデルは、シルバーフレームと両端を絞ったスタイリッシュな薄型筐体を採用。5型モデルは、軽自動車等の内装やインテリアにもフィットするよう丸みを帯びた優しいデザインになっている。
外形寸法は、G1100VD/G710Dが176.5×21.5×113.7mm(幅×奥行き×高さ)、G510Dは129×17.8×86mm(同)。重量はG1100VDが約360g、G710Dが約355g、G510Dが約200g。