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BRAVIA Z9D/X8300D/X7000Dが、音声検索やUIなど大幅に強化。チャンネルポン復活
2017年6月8日 15:09
ソニーは、液晶テレビBRAVIA Z9D/X8300D/X7000Dシリーズの本体ソフトウェアを6月1日より順次更新。映像を小画面で表示しながら他のアプリを使えるようになるほか、チャンネルの数字ボタンでの電源オンや、Webブラウザ上の音声検索、Chromecast built-in 4K対応など、多数の機能追加/拡張を行なっている。
対象モデルは、Android TVを搭載した'16年モデルのKJ-100Z9D/KJ-75Z9D/KJ-65Z9D、KJ-49X8300D/KJ-43X8300D、KJ-49X7000D。アップデートはネットワークダウンロードまたはで6月1日より順次開始され、USBメモリ経由でも可能。放送ダウンロードの実施期間は後日案内される。
追加機能
「小画面表示」に対応し、内蔵チューナや外部入力(HDMIなど)に接続した機器の映像を小画面で見続けながら、別のアプリを操作可能になる。
リモコンの「ホーム」ボタンを長押しすると、前に使ったアプリが一覧で表示され、ここからアプリの切り換え(タスク切り換え)が簡単にできるようになる。リモコンの ← → でアプリを選び、「決定」ボタンでアプリが起動。また、アプリを選んでリモコンの↓ ボタンを押し、「決定」すると個別にアプリを終了できる。
「チャンネルポン機能」は、リモコンの数字ボタンを押すだけで、BRAVIAの電源をオンにできるもの。Android TV搭載モデルでは省かれていた機能(A1やX9500Eなどの新モデルでは搭載)だが、今回のアップデートで復活した。数字ボタン以外に、チャンネル+/-ボタンでも電源オンできる。また、ホームメニュー画面から、チャンネルボタンを押すだけで見たいチャンネルにすぐ切り換えられるようになる。
音声検索が録画予約/再生などの指示にも対応。番組名を覚えていなくても、リモコンのマイクに向かって話しかけるだけで録画したい番組や録画しておいた番組を探せる。外付けUSB HDDや、ソニールームリンクで接続されたBDレコーダ(一部機種を除く)などに録画された番組タイトルが対象。
例えば「来週、○○テレビでお笑い番組を録画したい」と話すと、文章の中の「時制」、「キーワード(ジャンル)」、「アクション」をBRAVIAが解析。適切な番組を検索してスムーズに録画予約画面を出せるという。なお、録画予約の検索結果を表示する機能であり、音声で録画できるわけではない。
- 小画面表示
- 「ホーム」ボタンの長押しで、アプリの切り換えを簡単に(タスク切り換え)
- チャンネルポン機能(数字ボタンで電源オン)
- 音声検索が録画予約/再生などの指示に対応
【追加機能の一覧】
拡張機能
インターネットブラウザで音声検索に対応。また、ホーム画面などで音声検索すると、検索結果にInternet Browserのカテゴリが表示されるようになる。
番組チェックに、よく使う機能(番組表や録画リスト、入力切換)を集めた「かんたんメニュー」が追加される。リモコンの番組チェックボタンを押して一番上のカテゴリを選ぶと、次回から番組チェックボタンを押すだけで「かんたんメニュー」が表示される。
番組表表示中にリモコンの「黄」ボタンを押すと、番組表を拡大/縮小表示ができるようになる。なお、リモコンの「視聴中メニュー」ボタンを押したときの視聴中メニューからも同じ操作ができる。リモコンの「黄」ボタンは、押すごとに、9列→7列→4列(→9列に戻る)に切り換わる。
ヘルプ機能も拡張され、ヘルプを開いて検索すると、ヘルプガイドと動画に加え、ソニーのサポートサイトの情報も検索できるようになる。知りたいことをマイクに向かって話しかけることで検索可能。
設定画面は、従来は画面いっぱいに表示されていたが、小さくシンプルな表示に変更。画面を見ながら設定変更できるようになる(一部の設定画面を除く)。
Googleアカウントを複数登録に対応。YouTubeアプリなどを使う際、BRAVIAに登録しているGoogle IDの中から選択してログインできる。
Chromecast built-in 4K対応。スマートフォンなどからAndroid TVへの4Kコンテンツのキャストが可能になる。
- ブラウザでの音声検索対応
- 番組チェックが使いやすくなる「かんたんメニュー」追加
- 番組表をワンボタンで拡大/縮小表示
- ヘルプ機能の拡張
- 画面を見ながら設定可能に
- Googleアカウントの複数登録
- Chromecast built-in 4K対応
【拡張機能の一覧】