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FX-AUDIO-、48W出力で2,980円のパワーアンプ。特注コンデンサなどで音質向上

 ノースフラットジャパンは、FX-AUDIO-ブランドのデジタルステレオパワーアンプ「FX202A/FX36A」を6月15日より発売する。価格は2,980円(税込)。カラーはブラックとシルバーの2色。

「FX202A/FX36A」のブラックとシルバー

 50W中級出力クラスのスタンダードモデルと位置付けているパワーアンプ。ST Microelectronics製のClass DデジタルアンプIC「TDA7492PE」を搭載し、最大出力は48W×2ch(4Ω)。入力端子は金メッキのRCA。スピーカー端子はバナナプラグ対応で金メッキ仕様。対応スピーカーは4~16Ω。

 リファレンス回路をベースに、低コストで音質向上の見込める回路を加え、要所にオーディオに特化した特注部品などを配置。「低価格かつ高解像度でフラットな音質を実現した」という。音質に影響する回路は省略せず、シャーシを別モデルと共通化することなどでコストを抑えた。

 入力カップリング部にはBCコンポーネンツ製のベルギー生産特注仕様の高耐圧太銅リードフィルムコンデンサーを配置。「透き通った音質を保ちつつ、低域の量感も確保しており、モニターライクなニュアンス」としている。

 出力段にはオーディオ用のTDK-EPCOS製フィルムコンデンサを採用。電源平滑回路部には日本ルビコン製高周波低インピーダンスグレードのYXGシリーズ電解コンデンサーを備え、クリーンな電源による音質向上を図っている。

ブラックの背面

 大電流に対応する仕様としたことで、インピーダンスによる音の歪みを低減。本体は防磁タイプとなっている。また、20.8/26.8/30/32.8dBの4パターンのベースゲインを切り替えられるディップスイッチを本体背面に配置。プリ側の種類や能力、ゲインに合わせて調整できる。

 ACアダプタは別売で、電源はDC 12V-24V、電源容量2A以上を推奨。外形寸法は98×123×33mm(幅×奥行き×高さ)、重量は325g。

ディップスイッチでゲインを調整