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ESS製DAC搭載の光るサウンドカード「Sound BlasterX AE-5」。15,800円

 クリエイティブ・メディアは、ESS製DACを搭載したデスクトップPC用のサウンドカード「Sound BlasterX AE-5」を7月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は15,800円。対応OSはWindows 7/8/10。

Sound BlasterX AE-5

DACに「ES9016K2M」を搭載したサウンドカード

 ゲーミングサウンドカード「Sound Blaster X」の新モデルで、パソコンとの接続は、PCI Expressx1。オーディオ品質の強化のためESS TechnologyのDAC「SABRE ES9016K2M」を搭載し、ハイレゾ再生に対応する。

 Windows 10パソコンで「ダイレクト出力モード」選択時に、最大384kHz/32bitのオーディオ出力が可能となる。ダイレクト出力モード時には、オーディオプロセッサ「Sound Core3D」をバイパスし、高品位なステレオ再生が楽しめる。

Sound Blaster Connectでダイレクト出力を選択

 また、左右チャンネル独立したヘッドフォンアンプ「Xamp」を搭載。WIMA製のフィルムコンデンサなどを採用し、高品位なヘッドフォン出力を楽しめる。対応ヘッドフォンインピーダンスは16~600Ω。ヘッドフォン出力時も「ダイレクトヘッドフォン」モードを選ぶことで、384kHz/32bitまでのハイレゾ出力が行なえる。

 なお、Windows 10以外のWindows 7/8の場合、ダイレクト/ヘッドフォンダイレクト選択時でも192kHz/24bitまでの対応となる。ダイレクトモードは、アプリ「Sound Blaster Connect」などから設定可能

 出力はライン出力が3系統(1~3、ステレオミニ)と、ヘッドフォン、光デジタル(角型)。5.1chスピーカーやバーチャル7.1chヘッドフォンによるサラウンドも楽しめる。ライン入力/マイク入力も備えている。

入出力端子。384kHz/32bit出力に対応する

スマホでゲーム内の音の動きを視覚化「Scout 2.0」

 ゲーミングサウンドカードとしての機能も充実。独自のオーディオプロセッサ「Sound Core3D」を搭載し、Sound Blaster Xシリーズの様々なオーディオエンハンスメントが利用可能。プレイするゲームや音楽、映画などのコンテンツにあわせて最適なオーディオプロファイルを選択できる。

 専用アプリ「Sound Blaster Connect」を用いて、オーディオプロファイルの選択やBlaster X Acoustic Engineのバーチャルサラウンドの調整、低音やセリフの強化、スマートボリュームなどの設定が行なえる。

Sound Blaster Connect

 また、ゲーム内の動きを音で感じ取れる「Scout Mode」は「Scout 2.0」に進化。ゲームプレイ中に、PC上のサブウィンドウで、音の場所から敵の位置を把握できる機能だが、新たにスマートフォンやタブレットの「Scout Radar」アプリ上でも敵の位置が把握できるようになり、PCとは別のスマホ画面等をレーダーとして利用可能になる。このScout Raderアプリは、ルームキャリブレーション機能にも利用可能で、部屋のサウンド設定調整なども行なえる。Scout Raderの対応OSはAndroid 4.1以降とiOS 9以降。

Scout 2.0はアプリから音の動きをチェック
Scout Radar

 マイク/ライン入力は96kHz/32bitまで対応。ノイズキャンセル対応で、ゲームプレイ時などにノイズの少ない通話を楽しめるほか、「VOICE MORPH」により男性、女性、オーク、ロボットなど10種類以上のボイスエフェクトを選択できる。

LEDライティングシステム搭載の光るサウンドカード

 また、サウンドカードで初となるオーロラリアクティブ(Aurora Reactive)ライティングシステムLEDを搭載。カード側面のSound BlasterX AE-5ロゴをLEDでライトアップできるほか、10個のLEDチップを敷き詰めた専用テープを組み合わせてPCケース内をライティングできる。30cmのLEDテープが1つ付属し、本体のロゴ部とテープ部のLEDの発色を「Sound Blaster Connect」アプリから制御可能。カラーは1,680万色対応で、パルス、オーロラ、ウェーブなどのエフェクトで発光コントロールして、PCケースを装飾できる。

サウンドカードのロゴが光る
LEDテープを4枚使って、PCケース全体をライティング
Sound Blaster Connectでライティング制御

 なお、音楽に連動してLEDを動かすことはできず、1つ1つのLEDの発光制御も行なえず、指定できるのは色と動き(エフェクト)となる。最大10つまでのLEDテープを拡張可能で、LEDテープ(Sound BlasterX AE-5 ライティングキット/AV-LKT-AE5)も後日発売予定。価格は未定。

Sound BlasterX AE-5のAurora Reactiveライティングシステム
LEDテープ

 ホワイトカラーの「Sound BlasterX AE-5 Pure Edition」も後日発売。カラーがホワイトとなるほか、LEDテープが4本付属する。価格は未定。

Sound BlasterX AE-5 Pure Edition