ニュース

GRADO、ヘッドフォンの新フラッグシップ「PS2000e」を21日発売。約31万円

 ナイコムは、GRADOの新フラッグシップヘッドフォン「PS2000e」を7月21日に発売する。価格は31万2,000円。7月15~16日にベルサール秋葉原で行なわれる「ポタフェス 2017」のナイコムブースで実機の試聴も可能。

PS2000e

 GRADOの新たなフラッグシップモデルとなるオープンエア型のヘッドフォン。手彫りのメイプル・インナー・チェンバーを内部ハウジングとし、スモーククロームの合金製外部ハウジングで覆ったハイブリッドハウジング構造が特徴。リンギングやその他のノイズ、音の歪みを徹底的に排除したという。4月の「春のヘッドフォン祭 2017」で世界初公開されていたモデルで、発売日と価格が決定した。

 新設計のドライバーデザインも採用。「入力された音声信号を変換し調整するのではなく、入力された音声信号に対する変化を最小限に抑えることで、音楽の持つありのままの情報を再生する」という。

メープルと合金のハイブリッドハウジングを採用

 その他にも、シャーシからワイヤー、ボイスコイル、マグネットまで素材を研究して選定。振動板は、放出される信号の回折を最小限に抑えるという形状で、従来よりも精緻にサウンドが出力されるように再設計。新しいエアチャンバー用にフロントキャップを開発し、グリルも見直した。

 本皮製のヘッドバンドは、従来よりもワイドになるように改良。長時間でも快適にリスニングできるという。側圧調整板も内蔵する。製造は、ニューヨーク・ブルックリンの工場で職人による手作業で行なわれる。

 周波数特性は5Hz~50kHz、チャンネルバランスは0.05dB。インピーダンスは32Ω。感度は99.8dB。プラグはステレオ標準で、ステレオミニ変換アダプタや、延長ケーブルも付属する。

ヘッドバンドも改良
標準プラグ
ステレオミニ変換アダプタや延長ケーブルが付属