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iFI、静電型ヘッドフォン駆動用トランスモジュール「Pro iESL」を7月17日発売

 トップウイングサイバーサウンドグループは、通常のアンプで静電型ヘッドフォンを駆動できるようにする、英iFI-Audioのトランスモジュール「pro iESL」の発売日を7月17日に決定した。価格は18万円。

pro iESL

 静電型(エレクトロスタティック)ヘッドフォンをドライブするには専用アンプが必要だが、pro iESLは通常のヘッドフォンアンプやスピーカー用のプリメインアンプで静電型ヘッドフォンを駆動できるようにする据え置き型の「エナジャイザー」。アンプとヘッドフォンの間に接続して使用する。「春のヘッドフォン祭 2017」で量産型デモ機を展示し、「6月頃に発売、価格は未定」としていたが、今回正式に決まった。

 電源トランスはカスタムメイドで、手巻き方式の「ピンストライプ・パーマロイ・コア・トランス」を採用。5Hz~60kHz(-3dB)の帯域幅を持つという。バイアス電圧の源となる「キャパシティブ・バッテリー電源」により、電気ノイズの発生も抑える。

 前面にNormal(6pin)、Dynamic(4pin)、Custom/Pro(5pin)という3系統のXLR出力端子を装備。背面にはスピーカー入出力と、XLRバランス入力(4pin)を1系統、iFI-Audioのヘッドフォンアンプ「pro iCAN」との接続に用いる専用端子(ESL-Link)を1系統備える。pro iCANと組み合わせて使うと、ヘッドフォンに合わせてバイアス電圧とインピーダンスを320V(64/96Ω)から640V(16/24Ω)まで調節できる。

前面
背面