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シャープ、'17年第1四半期は171億円の黒字。「成長軌道へ」

 シャープは28日、2017年度第1四半期連結決算(4~6月)を発表した。売上高は前年同期比19.6%減の5,064億円、営業利益は171億円と黒字化、純利益は144億円。収益は大きく改善し、全セグメントにおいて営業黒字となっている。

2017年度第1四半期連結業績概要

 セグメントも大きく変更。IoT通信、健康・環境システム、エネルギーソリューションが「スマートホーム」、ビジネスソリューションは「スマートビジネスソリューション」、カメラモジュールと電子デバイスが「IoTエレクトロデバイス」、ディスプレイデバイスが「アドバンスディスプレイシステム」と一新されている。

セグメントの変更

 スマートホームの売上高は前年比4.2%増の1,302億円、営業利益は4.2倍の99億円、スマートビジネスソリューションは売上高が前年比6.9%減の721億円、営業利益も48.8%減の30億円、IoTエレクトロデバイスは売上高が11%増の832億円、営業利益は3.5倍の17億円、アドバンスディスプレイシステムは、売上高が49.4%増の2,496億円、営業利益は67億円(昨年は68億円の赤字)。

セグメント別売上高

 昨年までは成長に向けた布石の構造改革期であったが、2017年度以降は成長軌道への転換期と位置づけ、「人に寄り添うIoT」、「8Kエコシステム」などで事業拡大を図るとしている。

成長軌道へ