ニュース

オンキヨー、スマートスピーカーなど小型オーディオ向けの低ノイズ電源を開発

 オンキヨーは、AI対応スマートスピーカーなどの小型オーディオシステム向けに、 低消費電力でノイズの少ない高音質オーディオシステム用小型電源を開発。一般的なスイッチング電源方式と比べて、可聴帯域内のノイズを約1/100に低減し、 オーディオアンプの性能を最大限引き出せるため、搭載機器の音質向上に大きく貢献できるという。

新開発の高音質オーディオシステム用小型電源の概要

 同社は現在、スマートスピーカーなどAIやIoTに対応した製品開発に注力している。音声認識などのAI機能を手軽に利用できるよう機器の小型化が進む一方、十分な音質、 音量の確保が困難なため、「歪みの無い高音質の実現には、 オーディオシステムの音質に大きな影響を及ぼす電源の改良も不可欠」とする。

 そこで、小型化には有利な反面、ノイズが多いとされるスイッチング方式を採用しつつ、 高級オーディオで使用されるリニア電源のような低ノイズ性能とハイパワーを両立する技術を開発。特許出願を行なった。

 この技術により、 小型のシステムでも、 音楽に含まれる余韻や残響などの極めて小さな情報を逃さず再生し、 リアルな音楽再生が可能になる。今後、市場導入するAI対応スマートスピーカーやオーディオシステムで採用していくという。