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オーテク、開放型ヘッドフォン最上位「ATH-ADX5000」。密閉型MSR7の限定版も

 オーディオテクニカは、「IFA 2017」のブースで、開放型ヘッドフォンの最上位機となる「ATH-ADX5000」や、密閉型の限定モデル「ATH-MSR7SE」などを出展している。

ATH-ADX5000

開放型の最上位「ATH-ADX5000」

 「ATH-ADX5000」は、同社開放型ヘッドフォンの新たなフラッグシップとなるモデル。ドライバユニットは58mm径で、パーメンジュールマグネット回路、タングステンコーティングされた高剛性の振動板を搭載。振動板とボイスコイル、バッフル、マグネットを1つのユニットとして統合し、不要な振動を防ぐ。価格は2,190ユーロで、欧州において11月に発売予定。

ATH-ADX5000

 新しいハニカム構造のパンチングハウジングを採用。内部の空気圧が意図せず外へ逃げるのを防ぐという。マグネシウム製のフレームとアームを採用し、強固ながら薄型で軽量な構造とした。東京でハンドメイドされ、シリアルナンバー入りとなる。

 イヤーパッドとヘッドバンドの外装にはアルカンターラを使用し、滑らかな装着感や高い耐久性を実現。再生周波数帯域は5Hz~50kHz、感度は100dB/mW、インピーダンスは420Ω。ケーブルは両出しで、A2DCの着脱式。付属ケーブルの長さは3m。

ハニカム構造のパンチングハウジングや、アルカンターラ使用のイヤーパッドを採用

密閉型の限定版「ATH-MSR7SE」

 「ATH-MSR7SE」は、2014年に発売したハイレゾ対応ヘッドフォン「ATH-MSR7」の限定モデル。329ユーロ、欧州で10月に発売予定。

ATH-MSR7SE

 ハウジングのカラーにディープネイビーを採用。ドライバは45mm径で、振動板にDiamond-like carbon(DLC)を採用し、剛性と、高域の再現性を向上している。また、柔らかいイヤーパッドにより、フィット感と遮音性を高めた。

 ケーブルは片出しで、6NのOFCを採用する。再生周波数帯域は5Hz~40kHz、感度は100dB/mW、インピーダンスは35Ω。ケーブルは着脱も可能で、スマートフォン用の1.2mケーブルや、3mのケーブルなども付属する。また、セミハードのキャリングケースも同梱する。

アナログレコードプレーヤーは、「AT-LP5」や、Bluetooth搭載「AT-LP60BT」などを展示