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KIMBER KABLE、リケーブル「AXIOS」に高純度銀採用モデル。1.2mで25万8,000円〜

 ディーアンドエムホールディングスは、米KIMBER KABLEのハイエンドヘッドフォンリケーブル「AXIOS」に、導体の素材が異なる2モデルを追加。OFHC(高電導度無酸素銅)とハイパーピュアシルバー(高純度銀)のハイブリッド「AXIOS-HB」と、ハイパーピュアシルバーのみで構成した「AXIOS-AG」を9月から受注生産で販売する。価格は、AXIOS-HBのシングルエンドが25万8,000円(1.2m)〜49万6,000円(3m)など。

AXIOS-HB(ヘッドフォンは別売)

 「AXIOS」シリーズは従来、ケーブル導体にOFHCを用いた「AXIOS-CU」のみだったが、AXIOS-HB/AGの追加により3モデル展開となる。左チャンネルと右チャンネルに各8本ずつ、計16本の導体を使用し、絶縁体としてFEP(フッ化エチレンプロピレン)を採用。これらを編み上げた状態のまま、メッシュやPVC等のジャケットで覆わずに構成している。太いケーブルながら柔軟で、音の傾向として「全帯域位に渡って聴感上の歪みも低く抑えられ、長時間に渡るシリアスなリスニングが可能」だという。

左からAXIOS-AG、AXIOS-HB、AXIOS-CU

 対応ヘッドフォンはAudeze「EL-8」シリーズやデノン「AH-D7200」、HiFi Man「HE1000」、MrSpeakers「Flow」シリーズ、OPPO「PM-1」、パイオニア「SE MASTER-1」、ソニー「MDR-Z1R/Z7」など、13ブランド30機種。なお、ゼンハイザー「HD800/800S」など一部モデルは通常より価格の高いアップチャージ・モデルとなる。

MrSpeakers「ETHER C」とAXIOS-AGケーブルの組み合わせの例

 受注生産のため、コンダクター(導線)、長さ、ターミナルの仕様(シングルエンド/バランス)、入力端子、木部カラーはユーザーが選んで決める。製造は米ユタ州オグデンの本社兼工場で、すべてハンドメイドで行なう。

 ケーブル長は1.2m/2m/3mの3種類。ターミナルの仕様はシングルエンド(アンバランス)の3Cとバランスタイプの4Cが選べる。入力端子は、シングルエンド接続用が3.5mmステレオミニと6.3mm標準ステレオ。バランス接続用は3.5mm×2と、3ピンXLR×2、4ピンXLR端子。3.5mmと6.3mmのプラグ部分は金メッキ仕様も選べる。また、XLRのプラグはブラックとニッケルの2色を用意する。

ラインナップと価格(ノーマルモデル/アップチャージモデル)

    AXIOS-HB(アンバランス)
  • 1.2m:25万8,000円/27万1,000円
  • 2m:36万4,000円/37万7,000円
  • 3m:49万6,000円/50万9,000円

    AXIOS-HB(バランス)
  • 1.2m:27万8,000円/29万1,000円
  • 2m:38万4,000円/39万7,000円
  • 3m:51万6,000円/52万9,000円

    AXIOS-AG(アンバランス)
  • 1.2m:39万円/40万3,000円
  • 2m:58万5,000円/59万8,000円
  • 3m:82万5,000円/83万8,000円

    AXIOS-AG(バランス)
  • 1.2m:41万円/42万3,000円
  • 2m:60万5,000円/61万8,000円
  • 3m:84万5,000円/85万8,000円