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Cocktail Audio、CDリッピング&ハイレゾ対応プレーヤー。アンプ内蔵とデジタル特化の2機種
2017年9月25日 16:53
トライオードは、カクテルオーディオ(Cocktail Audio)のネットワーク対応オーディオプレーヤー2モデルを10月より発売する。価格は、アンプ内蔵のオールインワン型「X35」が28万円、DACやアンプを搭載しないデジタル特化の「X50」が38万円。いずれも、別売HDD/SSDを本体に収納可能で、X35は1スロット、X50は2スロット装備。カラーは両モデルともシルバーとブラックを用意する。
両モデルとも、CDからのリッピングに対応したオーディオプレーヤーで、別売HDD/SSDに保存して再生可能。DSDなどのハイレゾ再生も行なえ、ネットワークプレーヤー/ミュージックサーバーとして利用できる。Spotify Connectをサポートするほか、海外サービスのTIDAL/Deezer/Qobuzにも対応する。
取り込んだ音楽は、カバーアート表示、文字表示、検索などができる独自のミュージックデータベースに蓄積して管理できる。再生対応フォーマットは、DSD(2.8/5.6/11.2MHz)、DXD(352.8kHz/24bit)、FLAC(192kHz/24bit)、WAV(192kHz/24bit)など。
フロントパネルに7型液晶ディスプレイを搭載。操作画面や音楽ファイル情報、カバーアートなどを表示できる。HDMI出力も備え、ディスプレイやプロジェクタなどの画面にも映し出せる。
ネットワーク経由で操作できるiOS/Android対応の専用リモコンアプリ「MusicX」も用意。カバーアートやファイル情報などを手元で見ながら操作可能。
アンプやフォノイコ内蔵の「X35」
100W×2chのデジタルアンプを備え、スピーカーを接続するだけで聴けるプレーヤー。背面のスロットにSATA 2.5型 SSD/HDDは2TBまで、3.5型HDDは8TBまで収納でき、楽曲を保存できる。
デジタル音声入出力端子も備え、入力は光/同軸デジタル、AES/EBUの3系統。出力は同軸/光デジタル、AES/EBU、USB、HDMIの計5系統。
フォノ入力と、MM型フォノイコライザも内蔵。アナログレコードプレーヤーと接続して、192kHzのハイレゾ録音ができる。AUX入力も備える。アナログ録音した音源のカッティング機能も装備する。
DACはESS ES9018K2Mを搭載。大型トロイダル電源トランスや、アナログ/デジタル独立電源などの高音質設計も採用する。外形寸法は441×330×111mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.5kg。
デジタル特化の極厚アルミ筐体「X50」
DACやアンプを搭載せず、「デジタル機能に特化したハイパフォーマンスマシン」。音楽再生には別途DACなどとの接続が必要となる。
デジタル音声出力は、同軸デジタル(2系統)、光デジタル、AES/EBU、USB、HDMI、I2S(2系統)を装備。ワードクロック出力も備える。
フロントパネルに12mm、それ以外に8mmの極厚アルミプレートをコンピューター制御で切削加工して使用。アルミダイキャストインシュレータと相まって、強固で振動に強い筐体を構成したという。
背面に別売SSD/HHD用のスロット2基を備え、それぞれ6TBまでのSATA 3.5型/2.5型HDD または2.5型SSDを装着可能。ミラーリングまたはRAIDで最大12TBのストレージを構成できる。外形寸法は441×330×111mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10.5kg。