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Cocktail Audio、CDリッピング対応サーバー/プレーヤーにデジタル入力追加

 トライオードは、カクテルオーディオ(Cocktail Audio)のネットワーク対応オーディオプレーヤー「X50D」を11月に発売する。価格は38万円。別売HDD/SSDを本体に収納可能で、サーバーとしても利用できる。カラーはシルバーとブラックを用意する。

Cocktail Audio、CDリッピング対応サーバー/プレーヤーにデジタル入力追加 ネットワーク対応オーディオプレーヤー「X50D」
ネットワーク対応オーディオプレーヤー「X50D」

 カクテルオーディオは、9月25日に「X50」という製品を発表し、10月の発売をアナウンスしていたが、その後に仕様を変更。同軸デジタル入力、光デジタル入力を各1系統追加し、「X50D」という新しい型番で改めて11月から発売を開始する。価格は「X50」発表時と同じ。

Cocktail Audio、CDリッピング対応サーバー/プレーヤーにデジタル入力追加 光デジタル入力を各1系統追加した
光デジタル入力を各1系統追加した

 CDからのリッピングに対応したオーディオプレーヤーで、別売HDD/SSDに音楽を保存して再生可能。DSDなどのハイレゾ再生も行なえ、ネットワークプレーヤー/ミュージックサーバーとして利用できる。Spotify Connectをサポートするほか、海外で展開されている配信サービスのTIDAL/Deezer/Qobuzにも対応する。

 取り込んだ音楽は、カバーアート表示、文字表示、検索などができる独自のミュージックデータベースに蓄積して管理できる。再生対応フォーマットは、DSD(2.8/5.6/11.2MHz)、DXD(352.8kHz/24bit)、FLAC(192kHz/24bit)、WAV(192kHz/24bit)など。

 フロントパネルに7型液晶ディスプレイを搭載。操作画面や音楽ファイル情報、カバーアートなどを表示できる。HDMI出力も備え、ディスプレイやプロジェクタなどの画面にも映し出せる。

 ネットワーク経由で操作できるiOS/Android対応の専用リモコンアプリ「MusicX」も用意。カバーアートやファイル情報などを手元で見ながら操作可能。

 DACやアンプを搭載せず、出力はデジタルのみであるため、音楽再生には別途DACなどとの接続が必要。デジタル音声出力は、同軸デジタル×2、光デジタル、AES/EBU、USB、HDMI、I2S×2を装備。ワードクロック出力も備える。前述の通り、同軸、光デジタル入力も各1系統搭載した。

 フロントパネルに12mm、それ以外に8mmの極厚アルミプレートをコンピューター制御で切削加工して使用。アルミダイキャストインシュレータと相まって、強固で振動に強い筐体を構成したという。

 背面に別売SSD/HHD用のスロット2基を備え、それぞれ6TBまでのSATA 3.5型/2.5型HDD または2.5型SSDを装着可能。ミラーリングまたはRAIDで最大12TBのストレージを構成できる。外形寸法は441×330×111mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10.5kg。