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CD再生機器所有は10代が最も低い。音楽にお金を使った割合は最多。MMD調査
2017年9月27日 14:55
MMD研究所は27日、「年代別音楽に関する意識調査」の結果を発表。1年間に音楽にお金を使った人は61.2%で、年齢別では10代が最も高く74.3%だった。CDやアーティストグッズの購入、CDレンタルなど多くの商品・サービスで10代の利用割合が高い。家族を含むCD再生機器の所有率は全体が93%で、10代は最も低い88.4%。
調査は、15~59歳の男女を対象に、インターネット上で実施。調査期間は2017年5月25日~30日で、有効回答数は10,695人。
音楽商品・サービスにお金を支払った経験が1年以内にあると回答した人の割合は61.2%。具体的には、CD購入/レンタルやハイレゾ音源、定額制音楽配信、音楽DVD/Blu-ray、音楽雑誌、ライブやコンサートなどを指し、いずれかに1年以内の支払い経験があるものを「有料音楽ユーザー」としている。年代別では、最も割合が高いのは10代の74.3%で、性年代別でみると10代女性の有料音楽ユーザーが77.9%と最も高かった。
1年以内に購入経験のある音楽商品・サービス(複数回答)は、「CD購入」が35.8%で最も多く、次いで「CDレンタル」が29.3%、「ライブ」が23.8%と続いた。年代別では10代(n=713)の「CD購入」が44.9%と最も多く、次いで「アーティストグッズ」が41.2%、「CDレンタル」が39.6%。多くの商品・サービスにおいて、10代の動きが活発だとしている。
CD再生機器を自分または同居している家族が所有しているかを尋ねると、全体の93%が「(自分もしくは同居している家族が)所有している」と答え、7%が「(自分も同居している家族も)所有していない」と回答。年代別で見ると、10代は11.6%、20代は11.1%が、家族も含めてCD再生機器を所有していなかった。