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小学生はゲーム機で音楽を聴き、Switch所有率最多。レコチョク・MMD調査
2018年10月4日 13:23
レコチョクは2日、MMD研究所と共同で実施した「音楽とゲーム機に関する調査」の結果を発表。ゲーム機の所有率は、 小学生から10代後半でいずれも6割以上となり、小・中学生では携帯電話よりもゲーム機の所有率が上回った。また、小学生が音楽を聴くデバイスの上位はゲーム機で、今後ゲーム機に求める機能で最も多かった回答は動画再生機能だった。
調査は15~59歳の男女2,000人を対象に、インターネット上で実施。このうち、小中学生の子を持つ親には、自身の状況とは別に子どもの状況についても調査し、親が回答した小学生107人・中学生107人のデータを合わせて示している。調査期間は2018年8月24日~8月26日。
スマートフォン、フィーチャーフォンを合算した携帯電話の所有率は、小学生は35.5%、中学生は57%。10代後半は94.3%で、それ以降は、20代、30代、40代、50代のいずれも9割を超え、20代が最多で95.1%だった。
一方、据え置き型とポータブル型を合わせたゲーム機の所有率は、小学生が60.7%、中学生が73.8%で、携帯電話よりゲーム機の所有率が上回った。10代後半は68.4%で、いずれも6割以上がゲーム機を所有している。10代後半以降は、20〜50代と年代が上がるにつれて減少傾向となった。
「ゲーム機を持っている」と回答した15歳~59歳の男女(n=812)と小中学生(n=144)に、機種名を複数回答で聞いたところ、小学生~30代で最も多かったのが「ニンテンドー3DS」、40代が「ニンテンドーDS」、50代が「Wii」となり、任天堂のゲーム機の人気ぶりがうかがえる。機種別で見ると、20代〜30代ではPS4/PS4 ProやPSPの所有率も高い。中学生はWii U、小学生はNintendo Switchの所有率が突出している。
小学生が音楽を聴くデバイスはゲーム機
音楽を聴くかどうかの質問で、「音楽を聴く」と回答したのは10代後半が最多で94.6%。小学生は63.6%、中学生は77.6%となった。
ゲーム機を持っていると回答した人に、ゲーム機での音楽聴取について聞くと、「現在音楽を聴いている」の割合が最も多かった年代は小学生で46.2%。
「現在音楽を聴いている」と「過去音楽を聴いていた」と合わせた割合で最も多かったのは10代後半で60.1%。次いで中学生が53.2%、小学生が50.8%となり、若年層の割合が高い結果となった。
音楽聴取時に利用しているデバイスについて複数回答で聞くと、小学生はゲーム機が最も多く、タブレット端末と答えた割合も高い。中学生〜30代はスマートフォン、 40代~50代はパソコンとなった。
各年代の回答が最も多かったデバイスで、どのようなシーンで音楽を聴くかを最大2つ聞いたところ、小学生はゲーム機で「平日、 家で家族と」、 中学生はスマートフォンで「平日、 家で個人的に」、 10代後半~30代はスマートフォンで「通勤・通学途中」、 40代~50代はパソコンで「休日、 家で個人的に」という回答が最も多かった。