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Unique Melody、1本のケーブルで導体を聴き比べできるカスタムIEM「MASON/MENTOR V3」

 ミックスウェーブは、Unique Melodyのカスタムイヤフォン「MASON V3」と「MENTOR V3」を2月20日に発売する。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格はバランスド・アーマチュアユニット(BA)を16基搭載した「MASON V3」が333,519円前後、12基の「MENTOR V3」が255,556円前後。別途耳型採取費用が必要。

MASON V3

 ケーブルはオーダー時に3.5mmのステレオミニ、2.5mmの4極、4.4mm 5極端子から選択する。

MASON V3

 16基のBAを搭載したモデル。構成はLow×4、Low-Mid×4、Mid-High×4、High×4の4ウェイ。フェイスプレート部には低域調整用のモジュールを搭載し、音響ダンピング、空気圧、低周波のマニュアル調整が可能。

 低域調整用のモジュールは「dB-Go Bass Enhancement Module」と呼ばれ、前後に回すことで鼓膜にかかる空気圧を調整し、遮音性も調整。0dBから-5dBの範囲で好みの設定にできる。

 サウンドチューブ(音導管)にはチタニウム素材を使い、「丈夫なだけでなく、より安定したサウンドを届ける」という。

 独自に開発した「Dual-Tone Design」と呼ばれる新設計を採用。ケーブルが着脱可能だが、その端子に独自規格の「固定式4ピン端子」を採用。この特別な規格の為に、8導体仕様の特別なイヤフォンケーブルも用意している。

Dual-Tone Designのケーブル。銀メッキ無酸素銅導体と、無酸素銅導体を各4本ずつ使っている

 このケーブルは、銀メッキ無酸素銅導体と、無酸素銅導体を各4本ずつ使ったもので、ケーブルの左右を挿し替えることで、銀メッキ無酸素銅と無酸素銅導体の異なるサウンドを楽しめるのが特徴。ケーブルの長さは120cm。左イヤフォンの端子部分に、点が記されており、この点が1つの場合は銀メッキ無酸素銅導体、2つの場合は無酸素銅導体と、見分けられるようになっている。

ケーブルの左右を差し替えると、導体の異なるサウンドが楽しめる

 再生周波数特性は20Hz~25kHzで、入力感度は104dB。インピーダンスは24Ω。

MENTOR V3

 12基のBAを搭載。構成はLow×4、Low-Mid×2、Mid-High×2、High×4の4ウェイ。フェイスプレート部には低域調整用のモジュールを搭載し、音響ダンピング、空気圧、低周波のマニュアル調整が可能。サウンドチューブチタニウムを使っている。

MENTOR V3

 独自開発の「Dual-Tone Design」を採用しているのも同様で、着脱可能なケーブルの端子は独自規格の固定式4ピン端子。ケーブルの左右を差し替えて、銀メッキ無酸素銅導体と無酸素銅導体のサウンドを切り替えられる。

 再生周波数特性は20Hz~30kHzで、入力感度は108dB。インピーダンスは22Ω。