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BenQ、AIが理想的な画質に調整する4Kプロジェクター。約34.9万円から

ベンキュージャパン(BenQ)は、4Kプロジェクター「W4100i」「W2720i」の2機種を7月10日に発売する。価格は各オープン。市場想定価格は、W4100iが519,000円前後、W2720iが349,000円前後。

プロジェクターに世界で初めてAI技術を搭載し、「制作者の意図した色を忠実に再現する」ことにこだわったというモデル。どちらも表示解像度は4K(3,840×2,160)で、単板DLP方式を採用。光源は4LED。

W4100i
W2720i

映像コンテンツに応じてAIが検知し、明るさ・色・コントラストをリアルタイムに補正。手動設定をすることなく、常に理想的な画質を提供することが可能な「AIシネマモード」を搭載。“その瞬間に没入できる環境”を作り上げるという。

上位機のW4100iは、DCI-P3 100%の色域に対応。映画・自然・アニメ・ドキュメンタリーなど、ジャンルを問わず制作者の意図した色を忠実に再現する。工場出荷時に1台1台にキャリブレーションを行ない、色域を保証する。W4100iはDCI-P3 100%、W2720iはRec.709 98%のキャリブレーションレポートが付属する。

独自のHDR PROチューニング技術を投入。映像を複数のゾーンに分割し、各ゾーンに明るい部分と暗い部分を分析して映像の“深み”や“立体感”を向上する「ローカルコントラストエンハンサー」を搭載する。ほかにも、映像全体の明るさの分布を解析してトーンカーブを調整し、白飛びや黒つぶれを抑える「グローバルコントラストエンハンサー」、4LED光源のハードウェア制御とDynamic Blackソフトウェア制御の連携でコントラストを調整する「Dynamic Black」などを備える。

ローカルコントラストエンハンサー イメージ

W4100iのみ、映像の各フレームの輝度と色域をリアルタイムで解析し、シーンに応じた最適な快調とコントラストを自動で補正する「ダイナミックトーンマッピング」も搭載している。

1.3倍のズーム機能により、設置距離の自由度を拡大し、設置スペースに合わせて投写距離を柔軟に調整可能。W4100iの場合、100型は約2.5~3.3m、150型も約3.8~5mで設置でき、大画面投影を実現する。また、4方向レンズシフト(垂直方向0%〜60%、水平方向±15%)に対応。W2720iは上下±5%の調整が行なえる。

2モデル共に、HDMI 2.1を3系統装備。うちeARC対応1系統、最大4K120Hz入力対応1系統となっている。そのほか、光デジタル音声、3.5mmジャック、USB-A(メディア再生、給電)、RS-232、12Vトリガー端子など、多彩なインターフェースを搭載。サウンドシステム、AVアンプ、スクリーンとの連携もスムーズに行なえる。Dolby Atmosや7.1ch対応のeARC出力により、対応スピーカーと接続すれば、迫力ある立体音響で楽しめる。

W2720iは、15% OFFで購入可能な割引キャンペーンも実施。アンケートフォームに回答することで、直販サイトとAmazonで使用可能なクーポンコードが受け取れる。応募期間は7月9日まで。詳しくはWebページを参照のこと。