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ボーズ、快眠用耳栓「SLEEPBUDS」販売終了、全額返金。バッテリーが社内基準満たさず

ボーズは、ノイズマスキング技術を活用し、快適な睡眠ができるという「NOISE-MASKING SLEEPBUDS」の販売を終了した。フル充電されない、予期せずに電源がオフになるなどの問い合わせが多く、調査の結果「想定どおりの安定した動作をせず、ボーズの基準を満たしていないことが判明した」という。そこでユーザーに向けて、BOSE SLEEPBUDSを2019年12月31日までに返品すると、全額返金保証する特別措置を発表した。

NOISE-MASKING SLEEPBUDS

同製品は2018年9月に発売したが、「フル充電されない、予期せずに電源がオフになるなど、お客様からのご連絡やご投稿、お問い合わせをいただいた」という。そこで、返品製品の社内調査と、新しい製品への交換を実施。専任チームを設けて原因を調査し、当初は「ソフトウェアとファームウェアのアップデートで問題が解決できると考えていた」という。

しかし、不具合の問い合わせは減少せず、ハードウェアの部品のひとつひとつにわたって詳細に調査した結果、「採用したバッテリーの安全性に問題はないものの、想定どおりの安定した動作をせず、ボーズの基準を満たしていないことが判明した」という。

このため、販売終了を決断。ゼネラルマネージャー・John Roselli氏の「皆様のご期待にお応えできなかったこと、また、調査に時間を要したため、経緯を明確にお伝えできなかったことを深くお詫び申し上げます。今後とも製品の向上に真摯に取り組んで参りますので、引き続きボーズ製品を末永くご愛顧賜りますようお願い申し上げます」とのコメントを発表している。