Optoma、4GBメモリ搭載の新「ポケットプロジェクター」

-単体でメモリ内動画を投射。アナログRGB入力装備


PK102

6月5日発売

標準価格:オープンプライス


 株式会社ホームシアターは、Optomaの「ポケットプロジェクター」に4GBメモリを内蔵し、アナログRGB入力も備えた上位モデル「PK102」を6月5日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は55,000円前後の見込み。

利用イメージ

 米TIが開発した超小型DLPチップセット「DLP Pico」を採用したモバイルプロジェクタ。解像度は従来モデル「PK101」と同じ480×320ドットだが、PK102ではアナログRGB(D-Sub15ピン)の入力端子を追加。さらに4GBのフラッシュメモリを内蔵した。なおPK101も引き続き併売される。

 外形寸法51×105×17mm(幅×奥行き×高さ)、重量118gと小型のプロジェクタで、バッテリを内蔵しているほか、新たにフラッシュメモリも内蔵したことで、ACアダプタや外部機器をつなぐことなく単体で映像投射が可能となった。

 パネル解像度は480×320ドット。コントラストは1,000:1、輝度は10ルーメン。光源にはRGB LEDを採用し、LED寿命は20,000時間を達成している。レンズは単焦点で5型(投射距離0.2m)~66型(同2.63m)までの投射が行なえる。側面のスイッチで輝度を2段階(ブライト/省電力)で切換え可能となっている。

 内蔵メモリに記録した動画再生も可能。付属のパソコン用動画変換ソフト「Pico Video Encoder」で作成したビデオファイルをPK102に転送し、再生可能となる。同ソフトの出力形式は320×240ドット、最高2Mbps程度のAVI(xvid)となる。また、JPEGやBMP再生も可能となっている。

【訂正】
 記事初出時に、対応動画形式について「MPEG-2/4、WMV」など記載しておりましたが、正しくは「付属ソフトPicoVideo Encoderで出力したビデオファイル」となります。また、MP3の音楽再生にも非対応となります。(5月22日)

 入力端子はビデオ入力(2.5mmミニジャック)、アナログRGB/USB端子兼用のユニバーサル端子を備えている。ユニバーサル端子に専用ケーブルをつなぐことで、アナログRGB入力とUSBケーブルを切り替えられる。0.5Wのモノラルスピーカーも内蔵している。

 OSDを見ながらの画質調整も新機能として追加。アナログRGB入力時にはR/G/B各色の色調整も可能となっている。バッテリは交換可能なリチウムイオン(1,100mAh)で、バッテリ駆動時間は連続2時間。消費電力は5.6W。

 バッテリは予備も含めて2個同梱。電源ケーブルやコンポジット、ケーブル、USBケーブル、VGAケーブル、ソフトケースなどが付属する。また、オプションとして、既発売のボリューム付きiPhone/iPod touchケーブル「DWA010」や高ゲインノートスクリーン「NW-01W/B/G」を用意するほか、ワイドコンバージョンレンズも6月中旬に発売予定としている。


(2009年 5月 18日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]