Vuzix、軍事用途の単眼式ヘッドマウントディスプレイ

-アナログRGB入力対応。有機EL搭載で実売40万円


軍事向けに開発した、単眼式HMD「TAC-EYE LT」

発売中

標準価格:オープンプライス



 Vuzixは、主に軍事用途を想定した単眼式のヘッドマウントディスプレイ(HMD)「TAC-EYE LT」を発売した。価格はオープンプライスで、実売で40万円前後。一般ユーザーへの販売も行なっているが、用途など事前にヒアリングしてからの販売になるという。

 852×600ドットの有機ELディスプレイを片側に1基搭載したHMD。元来米軍向けに開発された製品で、堅牢性や機器の安定性が特徴だという。ディスプレイの視野角は左右30度。入力はコンポジット(BNC)、D-sub15ピン(アナログRGB)を各1系統装備。BNC端子をRCAに変換するアダプタも付属する。

 電源ON/OFFやディスプレイ輝度、ディスプレイの向きの反転などを制御できるコントロールパッドを装備。また、別売の小型カメラを接続する場合にズームなどのコントロールが可能になる、USB接続のリストバンド型マウスも同梱する。

 電源は単3電池2本。付属のバッテリーボックスに入れ、USB経由で本体に給電する。駆動時間は約5時間。USB接続でPCからの給電も可能。Revision製、ESS製、Wiley X製、Oakley製の標準防弾サングラスに装着できる。

コントロールパッド

バッテリーボックス

リストバンド型マウス


(2009年 2月 24日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]