zionote、34,800円のUSB接続DAC内蔵ヘッドフォンアンプ
-「CARAT Jewelシリーズ」の新モデル「EMERALD」
zionote株式会社は、Styleaudio製のUSB接続DAC内蔵ヘッドフォンアンプ「CARAT-EMERALD」を4月6日に発売する。価格は34,800円。対応OSはWindows 2000/XP/Vista、Mac OS 9.1以降、OS X 10.0以降(英語版)、10.1以降(日本語版)。
「CARAT Jewelシリーズ」の新モデル。昨年10月に発売された同型ヘッドフォンアンプ「CARAT-PERIDOT」のアップグレードモデルという位置付けで今回発売する。なお、上位機種である「CARAT-TOPAZ」販売時と同様に、直販サイトではCARATシリーズの登録ユーザーを対象にした優待販売を実施。CARAT-PERIDOTユーザーには27,800円で販売するなどの値引きが行なわれる。
デザインはCARAT-PERIDOTを踏襲。変更点は、内部アンプ部のオペアンプを2基から3基構成にして、音質の向上を図ったこと。また、CARAT-TOPAZで採用されたスパイクも搭載。銅製のスパイクとポリウレタンのグリップによる二段構成で振動による音質劣化を抑制したという。
PCとUSB 1.1接続が可能。フロントに標準PHONEのヘッドフォン出力を装備。リアにはアナログ音声出力(RCA)も備える。またフロントには、アルミ削り出しのボリュームコントローラも備えており、アナログRCA/ヘッドフォンの切り替えは前面のセレクタで行なえる。電源はUSBバスパワーに対応。または付属のACアダプタでも駆動できる。
フロント | リア |
内部イメージ |
本体内部は入力部、DAC部、電源部、アナログ部など機能別に4つの区画に分割。グラウンドを分離/独立してシールドされた単一のDC-DCコンバータを採用することで、回路間の干渉を抑えるとしている。
DACは、TIの24bit/192kHz対応「PCM1793」を搭載。アナログ信号の切り替えにはリレー制御を採用する。電源アダプタ入力段には三洋のOS-CONとWIMAコンデンサ、TDKのインダクターで構成した整流回路を内蔵。アダプタからの電源をそのまま使わず、クリアな電源を供給することができるとしている。また、1.5PPMクラスの温度補償型水晶発振器(TCXO)も採用する。
ヘッドフォンアンプ段のオペアンプはTI製で、入力段には「OPA2134」を、出力段には「OPA2604」を搭載。入力部では不要な成分をフィルタリングし、独立回路を構成したという。ヘッドフォンの対応インピーダンスは24~300Ω。
周波数特性は20Hz~20kHz。外形寸法は75×125×30mm(幅×奥行き×高さ)、重量は260g。
(2009年 3月 27日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]