石川県珠洲市のアナログ停波リハーサルが7月24日に決定
-1時間放送を休止し、お知らせ画面を表示
総務省は29日、石川県の珠洲市で実施する地上アナログ放送終了のリハーサルについて、放送休止の実施時期を2009年7月24日の午前10時から11時までの1時間に決定した。同時間、珠洲中継局からのアナログ放送は休止され、代わりに「リハーサル実施中」のお知らせ画面が表示される。
このリハーサルは、アナログ放送の停波に向けての諸課題を抽出するためのもの。2008年12月に策定した「デジタル放送推進のための行動計画(第9次)」で、2009年度内に実施することが定められ、協力地域調査を行ない、実施地域が石川県珠洲市に決定していた。
リハーサルでは、単にアナログ放送を休止するだけでなく、リハーサル実施地域の住民への周知広報段階からリハーサルととらえ、その方法を含めて、放送を終了する過程で課題となる事項が検証される。具体的にはリハーサル実施地域に、「総務省テレビ受信者支援センター(デジサポ)」の支所を設置。地方公共団体と連携した周知広報やデジタル放送対応へのサポートなどが実施/検証される。
アナログ放送の一時休止は、リハーサル実施地域でアナログ放送を視聴している人に向け、アナログ放送終了のイメージを持ってもらうと同時に、家庭のデジタル化対応状況を確認してもらうことを目的としている。
リハーサル実施地域の石川県珠洲市は、能登半島の最先端に位置し、面積は247.2km2。人口は17,892人、世帯数は6,578世帯。ケーブルテレビ整備率は100%で、接続率は63.1%。
(2009年 5月 29日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]