S-LCDの第8世代第2生産ラインが稼働開始
-ソニーなどに32/46/52型パネルを供給
6月2日稼働開始
サムスン電子株式会社とソニー株式会社は2日、両社の合弁会社であるS-LCD株式会社において、第8世代アモルファスTFT液晶の第2生産ライン(8-2ライン)の稼働を開始した。
8-2ラインは、ガラス基板サイズ2,200×2,500mmの第8世代の製造設備を導入し、韓国のタンジョンコンプレックス内に敷設。主に32/46/52型の液晶パネルを生産し、サムスンやソニーを中心に各テレビメーカーにパネル供給を行なう予定。年内に月産70,000枚の生産体制を確立するという。
S-LCDの張元基CEOは、「S-LCDは、サムスン電子およびソニーが現在の経済危機を克服し、液晶テレビ市場における牽引力を高められるよう、努力を尽くしていく。7-1ライン、8-1ラインでの成功実績を元に、8-2ラインにおいても生産体制を確立し、成果をあげていきたい」とコメントしている。
S-LCDは、2004年4月に両社の合弁会社として設立。2005年4月に第7世代生産ライン、2007年8月に第8世代生産ラインでの生産を開始しており、8-2ラインへの投資計画も2008年4月に発表されていた。
(2009年 6月 2日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]