三洋、輝度7,500ルーメンのDLPプロジェクタ

-ツインランプ方式で長寿命化した液晶モデルも


PDG-ET100JL

7月1日より順次発売

標準価格:「PDG-DET100JL」オープンプライス
       「LP-WTC500L」105万円


 三洋電機株式会社は、データプロジェクタの新モデルとして、DLP方式で輝度7,500ルーメンの「PDG-DET100JL」と、液晶で輝度5,000ルーメンの「LP-WTC500L」を発売する。発売日と価格は「PDG-DET100JL」が8月21日発売でオープンプライス/想定価格200万円前後の見込み、「LP-WTC500L」は7月1日発売で105万円。



■ PDG-DET100JL

 0.95型/1,400×1,050ドット(4:3)のDMDを搭載するDLPプロジェクタ。医療用画像の標準規格に近似した映像モード「DICOMシミュレーションモード」を備え、レントゲンなどを見やすく表示できることが特徴。

 光源は330WのVIDI UHPランプを用いた2灯式で、輝度は7,500ルーメン。コントラスト比は7,500:1。レンズは別売で、投写サイズは50~600型まで対応できる。PinP(子画面表示)などの2画面表示機能も利用できる。

 入力端子はHDMI(Ver.1.3 Deep Color)×1、HDCP対応DVI-D×1、BNC×1(アナログRGB/コンポーネント/コンポジット兼用)、S映像×1で、拡張用の空きスロットも用意する。Ethernetやリモコン端子、USB(サービスポート)なども備える。

 消費電力は848W(待機時27W)。外形寸法は400×523.5×242.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は19.8kg(レンズを除く)。ワイヤレスリモコン(有線接続にも対応)や、高色再現用カラーホイールセットなどが付属する。

 吸気口には、目詰まりを検知して自動できれいなフィルタに入れ替える「アクティブ・メンテナンス・フィルター」を搭載。カートリッジ交換式で、35,000時間まで利用できるとしている。



■ LP-WTC500L

LP-TC500L

 0.95型/1,280×800ドット(16:10)の液晶パネルを搭載。光源は330W NSHAランプで、輝度は5,000ルーメン、コントラスト比は3,000:1。

 2基のランプを搭載し、そのうち1基を選択して利用する「ツインランプシステム」により、従来モデルの2倍となる6,000時間の投写を可能としたことが特徴。PinPなどの2画面表示機能も備える。レンズは別売で、投写サイズは30~300型。5×9cmのステレオスピーカーを搭載し、出力は3W×2ch。

 入力端子はHDMI(Ver.1.3 Deep Color)×1、アナログRGB×2(D-Sub 15ピン×1、BNC×1)、コンポジット×2(RCA×1、BNC×1)、S映像×1で、音声入力としてRCA×2も装備。リモコン端子、USB(サービスポート)なども搭載する。

 消費電力は530W(待機時14W)、外形寸法は451×550.1×175mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14.7㎏(レンズ除く)。「アクティブ・メンテナンス・フィルター」も搭載し、交換までの時間は13,000時間。ワイヤレスリモコン(有線接続にも対応)が付属する。



(2009年 6月 17日)

[AV Watch編集部 中林暁]