TI、4K DLPシネマチップを発表
-色表現の向上や高輝度を実現。30mスクリーンや3Dに
6月19日発表
テキサス・インスツルメンツ(TI)は19日、4KのDLPシネマチップを発表した。同社はこれをバルコやクリスティデジタル、NECなどライセンス契約を結ぶ各社に提供。今後、同チップを導入した各社合計12種類のDLPシネマプロジェクタが各国の映画館に展開される予定だという。
同チップを搭載することにより、4Kデジタルシネマに対応。解像度の高低に関らず、DCI規格に準拠した精緻な色表現や高コントラスト比、大劇場の上映に耐える高輝度などを実現できるとしている。また、100フィート(約30m)のスクリーンや75フィート(約23m)の3Dスクリーンにも対応可能。
なお、2Kデジタルシネマ用のDLPプロジェクタは現在、全世界で約11,000のスクリーンに導入されており、約4,300以上のスクリーンが3D上映に対応している。
(2009年 6月 19日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]