三菱、BDレコーダ「REAL ブルーレイ」3機種
-超解像機能搭載。1TBモデルで実売18万円
三菱電機株式会社は、Blu-ray Discレコーダ「REAL ブルーレイ」シリーズの新製品として、1TB HDDを搭載した「DVR-BZ330」と500GB HDDの「DVR-BZ230」、320GB HDDとVHSデッキも備えた3 in 1モデル「DVR-BV530」の3機種を発売する。
価格は全てオープンプライス。発売日と店頭予想価格は、BZ330が18万円前後で10月1日、BZ230が14万円前後で10月1日。BV530は12万円前後で10月21日発売。
品番 | HDD容量 | 仕様 | 店頭予想価格 | 発売日 |
DVR-BZ330 | 1TB | HDD+BD/DVD 超解像機能 アクトビラ対応 i.LINK(TS)端子 | 18万円前後 | 10月1日 |
DVR-BZ230 | 500GB | HDD+BD/DVD i.LINK(TS)端子 | 14万円前後 | |
DVR-BV530 | 320GB | HDD+BD/DVD+VHS | 12万円前後 | 10月21日 |
DVR-BZ330 |
さらに、1TBの上位モデル「BZ330」のみ、超解像機能「DIAMOND HD」を搭載。独自の画像処理アルゴリズムを用いて、入力映像のぼやけ成分を解析し、「元の映像には存在しない高解像度の情報を推定して補正する」というもので、解像度の低い人の顔などの映像でも、ディティールまで鮮明に再生できるという。
「ノーマル」と「シネマ」の画質モードに加え、ユーザーカスタマイズモードも3種類用意。エンハンサの効き具合などを調整できる。なお、超解像機能はHDMI接続で、テレビ側がプログレッシブで受ける状態でないと利用できない。
また、「BZ330」は「アクトビラ ベーシック/ビデオ/ビデオ・フル」にも対応。ダウンロードコンテンツをBD/DVDへダビングする事もできる。
超解像機能にはユーザーカスタマイズモード | エンハンサなどの効果を調整できる | 最上位モデルはアクトビラ ベーシック/ビデオ/ビデオ・フルに対応 |
VHSを備えた3 in 1の「BV530」は、VHSテープからHDD/BD/DVDへのダビングに対応。VHSテープへの直接録画には対応していない。
DVR-BZ230 | DVR-BV530 |
かんたん操作を実現したリモコンを同梱する |
よく使うボタンだけを表面に配した |
地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナと地上アナログチューナを搭載。デジタル放送の2番組同時録画も可能。HD画質の記録モードとして、デジタル放送をMPEG-2 TSのまま録画できる「DR」と、AVC記録のAF/AN/AEを用意。AEモードでは5.5倍の長時間録画ができる。
BD-Rは最大6倍速、BD-REは2倍速ディスクに対応する。DVD-R/RW記録にも対応し、HDDに録画した番組を、AVCモードでHD解像度のままDVD-R/RWにダビングできるAVCRECも可能。また、SD解像度/MPEG-2の記録モードとしてXP/SP/LP/EPモードも用意している。
CMを含んだ番組をHDDに録画して再生する際に、本編、もしくはCMのみを順次再生できる「オートカットi」も搭載。2番組録画時にもオートカットiを利用可能で、番組/CM部分だけをBDやDVDにダビングできる。スポーツ番組の盛り上がりシーンだけを連続再生する「見どころ再生(スポーツ)」や音楽番組用の「見どころ再生(音楽)」も用意。番組をCM部などで7分割して、見たいシーンを容易に検索できる「シーン検索」機能も使用可能。
EPGは最大19ch/12時間表示が可能。ユーザーの好みにあわせて自動録画する「おすすめ自動録画」機能も備えている。SDメモリーカードとUSB端子を用意し、写真やAVCHDビデオ映像のHDDダビングに使用可能。
同社製液晶テレビ「REAL」とのHDMI連携機能「REALINK」も装備。視聴中番組の一発録画機能や、テレビのEPGからレコーダの予約内容を確認できる「録画予約状況確認」、レコーダのHDD残量などのメッセージをテレビ画面に表示する「レコーダーの状態お知らせ」機能なども備えている。HDMI出力端子は各機種1系統で、24p出力やDeep Colorにも対応する。
モデル名 | DVR-BZ330 | DVR-BZ230 | DVR-BV530 |
HDD容量 | 1TB | 500GB | 320GB |
HDMI | 1系統 | ||
入力端子 | S映像×1 コンポジット×1 アナログ音声×1 | コンポジット×1 アナログ音声×1 | S映像×1 コンポジット×1 アナログ音声×1 |
出力端子 | D4×1 S映像×1 コンポジット×1 アナログ音声×1 光デジタル音声×1 | D4×1 コンポジット×1 アナログ音声×1 光デジタル音声×1 | D4×1 S映像×1 コンポジット×1 アナログ音声×1 光デジタル音声×1 |
その他 | Ethernet×1 i.LINK(TS)×1 | i.LINK(TS)×1 | - |
消費電力 | 約36W | 約33W | 約46W |
待機時 消費電力 (表示部点灯時) | 約1.7W | 約1.7W | 約2.3W |
待機時 消費電力 (高速起動設定時) | 約9.5W | 約10.9W | 約17.3W |
外形寸法 (幅×奥行き×高さ) | 430×314×58mm | 435×388×99.5mm | |
重量 | 約4.5kg | 約4.4kg | 約6.6kg |
(2009年 8月 19日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]