オンキヨー、iPod/PCトランスポート接続対応のミニコンポ

-「ND-S1」と連動。MD/USB同時録音も


X-N9SX(D)

9月5日発売

標準価格:オープンプライス


 オンキヨー株式会社は、CD/MDを搭載したミニコンポ「FRシリーズ」2モデルを9月5日より発売する。スタンダードモデルの「X-N7SX(D)」と、X-N7SXをベースにした特別仕様モデル「X-N9SX(D)」を用意し、店頭予想価格はX-N7SXが5万円前後、X-N9XSが7万円前後の見込み。

X-N7SX(D)

 FRシリーズの11世代目となるミニコンポで、ノイズ対処を進めて音質向上を図っている。センター部はCD/MDとFM/AMチューナを搭載しており、CD-R/RWに記録したMP3/WMAファイルも再生可能。また、USB端子も装備しており、USBメモリなどに記録したMP3/WMA楽曲の再生が可能なほか、CD/MD、ラジオなどの音声をMP3録音できる。MDとUSBの同時録音も可能となっている。

 さらに、9月19日に発売される同社のiPod/PCメディアトランスポート「ND-S1」にも対応。コンポ本体のリモコンから接続したND-S1のコントロールが可能で、デジタル出力したiPod内の音楽などを楽しめる。

 X-N7SXとX-N9SXの違いは、スピーカーや、センター部のアンプ出力、ボリュームなど。アンプ部出力は、N7SXが最大20W×2ch(4Ω)、定格15W×2ch(4Ω)。N9SXが最大26W×2ch(4Ω)、定格19W×2ch(4Ω)。いずれも、ディスクリート構成のアンプを採用したほか、アルミ素材のフロントパネルの採用や、高剛性シャーシ構造などの採用で音質の向上を図っている。

 さらに、X-N9SXはボリュームつまみに高剛性アルミ素材を採用して、振動対策を徹底。スピーカーも別仕様のアドバンスドモデルと位置付けており、スピーカーターミナルもネジ式として、太いケーブルも接続可能にしている。

 入力端子は、光デジタル×1、アナログ音声×3(RCA×2、ステレオミニ×1)。出力端子はアナログ音声×1と、サブウーファプリで、X-N9SXのみ光デジタル出力も装備している。本体部の外形寸法/重量は、X-N7SXが215×349×142mm(幅×奥行き×高さ)/5.1kg、X-N9SXが215×359×142mm(同)/5.2kg。

 スピーカーはX-N9SX/N7SXともに、13cm A-OMFモノコックコーンウーファと3cmリングツィータで、独自のバスレフダクト構造「AERO ACOUSTIC DRIVE」を搭載。X-N9SXのみ、リアルウッド付き板仕上げとしたほか、AERO ACOUSTIC DRIVEのダクト部をキャビネットと別ピースにし、ノイズを抑制している。外形寸法/重量はX-N7SX用スピーカーが164×268×282mm(幅×奥行き×高さ)/3.8kg、X-N9SX用が167×260×299mm(同)/4.1kg。


(2009年 8月 26日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]