ソニー、感度向上/最薄部5mmの新BRAVIAワンセグ

-録画対応で実売4万円。スピーカー内蔵クレードル同梱


「XDV-S700」

10月21日発売

標準価格:オープンプライス


 ソニーは、番組録画に対応した「BRAVIA」ワンセグテレビの新モデル「XDV-S700」を10月21日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は40,000円前後の見込み。

 5型/480×272ドット液晶を搭載するワンセグテレビ。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色を用意する。BRAVIAワンセグシリーズの中でも、ベッドサイドや自室、リビングでの使用を想定しており、お風呂などで使用できるような防水機能は備えていない。バッテリ内蔵で、室内間の移動や室外での利用も可能。

ブラックモデルホワイトモデル

 外形寸法は約95×168×18mm(縦×横×厚み)、重量約221gという、薄型軽量ボディが特徴で、最薄部は約5mmを実現する。またスピーカー内蔵の充電用クレードルを同梱することも特徴。本体にスタンドを備え、クレードルなしでも設置することができる。

 映像エンジンに「モバイルブラビアエンジン」を搭載。カラーマネジメントやコントラスト強調、明るさ補正、輪郭強調を行ない、色鮮やかで見やすい映像が表示可能。ワンセグの受信感度を、従来機種(XDV-100)と比べて約2倍向上している。ノーマル/シャープ/ダイナミックの3種類の画質モードと、低音強調/高音強調/サラウンドの3種類の音質モード(ワンセグ視聴時のみ利用可能)を用意する。

再薄部は5mm片手で持ち運べるサイズ室内での使用イメージ

 本体に2GBのメモリを内蔵し、番組録画も可能。最大録画時間は10時間。EPGにも対応し、EPGからの予約録画や、日時指定録画もできる。放送時間の変更に自動で対応し、番組終了まで録画する「スポーツ延長対応」機能や、「番組追跡録画」機能も備える。録画番組の1.3倍再生も可能。

 AM/FMチューナも内蔵。高域ノイズを低減して音声を聞き取りやすくする「ノイズ低減機能」(ラジオ聴取時のみ利用可能)を備える。なお、ラジオ番組の録音には対応しない。そのほか、時計表示やカレンダー表示も可能。バッテリでの駆動時間はワンセグ受信時が約6.5時間、FMラジオ受信時が約27時間(ヘッドフォン使用時)。

同梱のクレードル。天面にスピーカーを内蔵。側面にステレオミニ入力を備える

 スピーカー内蔵の充電用クレードルを同梱。ウーファのような効果が得られるというバスレフ構造のスピーカーで、音声の中低域を強調することができる。ユニットは40mm径で、出力は240mW。本体内蔵の80mW×2chのスピーカーと合わせ、バランスの取れた大きい音を楽しむことが可能としている。

 クレードルは背面にF型コネクタも搭載し、アンテナと接続可能。電波の届きにくい室内でもワンセグを安定して受信することができる。充電機能も備え、本体内蔵のリチウムイオンバッテリへチャージ可能。クレードルの外形寸法は約80×89×68mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約165g。

 本体とクレードルにステレオミニのアナログ音声入力を装備。ポータブルオーディオプレーヤーなどが接続でき、プレーヤー内の楽曲再生が可能。本体にはヘッドフォン端子も備える。イヤフォンやACアダプタ、ステレオミニケーブルなどを付属する。

クレードルにF型コネクタを搭載ポータブルオーディオプレーヤー(別売)も接続できる本体にはヘッドフォン端子も搭載

(2009年 9月 2日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]