東芝、Blu-ray搭載のAVノートPC「Qosmio G60」など

-地デジチューナやSpursも搭載。8モデルがBD搭載に


Qosmio G60

10月22日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 株式会社東芝は、Blu-ray Discを搭載したノートパソコン「Qosmio G60」など、Windows 7搭載パソコン10機種38モデルを10月22日より順次発売する。Qosmioとdyabook Qosmioは11月下旬に、dynabook TV/TXは10月22日より発売し、価格は各モデルオープンプライス。

 

モデル名画面サイズ
解像度
CPU光学
ドライブ
HDDTVチューナ店頭予想価格
Qosmio
G60/97J18.4型
1,920×1,080ドット
Core 2 Duo P8700
2.53GHz
BD500GB2基29万円前後
dynabook Qosmio GX
GX/G8K18.4型
1,680×945ドット
Core 2 Duo P8700
2.53GHz
BD400GB-22万円前後
dynabook TV
TV/68KBL16型
1,366×768ドット
Core 2 Duo P8700
2.53GHz
BD500GB118万円台半ば
TV/64KWH
(リュクスホワイト)
Celeron T3000
1.80GHz
DVD320GB14万円台半ば
TV/64KPK
(スウィートピンク)
dynabook TX
TX/67KBL16型
1,366×768ドット
Core 2 Duo P8700
2.53GHz
BD500GB-17万円台半ば
TX66/KWH
(リュクスホワイト)
17万円前後
TX/66KBL
(プレシャスブラック)
TX/66KPK
(スウィートピンク)
TX/65KWH320GB16万円前後

 Blu-ray Discドライブは、AVノートPC「Qosmio」の2モデルと、「Dynabook TV」1モデル、「Dynabook TX」5モデルで搭載する。HD DVDを推進し、DVDの次世代をBlu-rayと争ってきた東芝だが、8月10日にBlu-ray Disc Associationへの加盟申請を行なったと発表。9月のIFAで、BDプレーヤー「BDX2000」とともに、BD搭載のノートPCも発表していた。日本でのBlu-ray Disc搭載製品発売は、今回のQosmio/dynabookが初となる。

 OSはいずれもWindows 7 Home Premium。また、クリップボード間隔でデスクトップを管理できるという「Bulletin Board」や、過去に使用したファイルをサムネイルで一覧表示し、直観的にアクセス可能にするという管理ソフト「TOSHIBA ReelTime」なども新たに搭載している。

 


■ Qosmio

G60/97K

 AVノートPC「Qosmio」では、最上位モデルの「G60/97K」でBlu-ray Discと地上デジタルダブルチューナを搭載する。

 G60/97Kは、18.4型の1,920×1,080ドットフルHD液晶と独自のメディアプロセッサ「SpursEngine」を搭載。SpursEngineにより、地上デジタル放送で最大約8倍の長時間録画を行なう「地デジ8倍録画」や、SD解像度の映像の高画質フルHDアップコンバート、インターネット動画の画質向上、録画した地デジ放送の番組やホームビデオから出演者の顔を自動認識し、インデックスとして表示する「顔deナビ」などの機能を実現する。

 テレビ録画などのAV機能については専用のアプリケーション「Qosmio AV Center」を利用。録画番組をBD-R/REやDVD-R/RAMにダビング可能となっている。また、CorelのMovieWriterのカスタマイズ版が付属し、ビデオカメラで録画したファイルをSpursEngineで高速変換し、BDに記録することもできる。

 CPUはCore 2 Duro T8700(2.53GHz)、メモリ4GB、HDD 500GB、GPUにGeForce GT230Mを搭載。BDドライブやEthernet、IEEE 802.11nの無線LAN、harman/kardonスピーカーなどを装備。HDMI出力やi.LINKも備えている。バッテリ駆動時間は約3時間。外形寸法は442.6×294.2×41.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.0kg。地デジ放送用の室内アンテナなどが付属する。

harman/kardonスピーカーを装備BDドライブを搭載
dynabook Qosmio GX/G8

 dynabook Qosmio「GX/G8」は、18.4型/1,680×945ドット液晶を採用。SpursEngineや地上デジタルチューナは備えていないが、Blu-ray Discドライブを搭載する。

 CPUはCore 2 Duro T8700(2.53GHz)、メモリ4GB、HDD 400GB、GPUにGeForce GT230Mを搭載。BDドライブやEthernet、IEEE 802.11nの無線LAN、harman/kardonスピーカーなどを装備。HDMI出力やi.LINKも備えている。バッテリ駆動時間は約1.5時間。外形寸法は442.6×294.2×41.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.6kg。


 


■ dynabook TV

dynabook TV

 地上デジタルチューナを内蔵したAVノートPCで、いずれも16型/1,366×768ドットのワイドHD Clear SuperView液晶を搭載する。最上位モデルの「TV/68KBL」はBlu-ray Discドライブを搭載し、BDの再生やデジタル放送のBD-R/REへのダビングが行なえる。

 DVDスーパーマルチドライブ搭載の「TV/64K」は、リュクスホワイト(WH)とスイートピンク(PK)の2色を用意。上位モデルとの違いは、光学ドライブとCPUがCeleron T3000(1.80GHz)、HDDが320GBになること。

 テレビ録画系のアプリケーションは、Qosmio AV Centerを採用。Ethernet、IEEE 802.11nの無線LAN、harman/kardonスピーカー、HDMI出力端子などを装備している。TV/68KBLのみFeliCaポートを備えている。バッテリ駆動時間はTV/68KBLが約1.3時間。TV/64Kが約1.2時間。外形寸法は384×259×36.5~41mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3kg。リモコンやB-CASカードなどが付属。Office Personal 2007も同梱している。


dynabook TV TV/68KBLBDドライブを装備

 


■ dynabook TX

 全5モデルでBlu-ray Discドライブを搭載したノートPC。液晶は16型/1,366×768ドットのClear SuperViewを採用する。地デジチューナは備えていない。

dynabook TX TV/68KBLdynabook TX TV/64KPK

 最上位モデルのTX/67KBLのみOffice Personal 2007とPowerPoint 2007が付属。TX/66Kの3モデルとTX/65KWHはOffice Personal 2007のみとなる。

 TX/66Kは、リュクスホワイト(WH)、プレシャスブラック(BL)、スウィートピンク(PK)の3色を用意。PowerPointの有無以外は上位モデルのTX/67KBLと共通で、CPUはCore 2 Duo 8700(2.53GHz)、メモリ4GB、HDD 500GBを搭載。TX/65KWHのみHDD 320GBとなる。

 Ethernet、IEEE 802.11nの無線LAN、harman/kardonスピーカーなどを装備。HDMI出力端子も備えている。バッテリ駆動時間は約1.3時間。外形寸法は384×259×36.5~41mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3kg。


(2009年 10月 13日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]